akane2003

あかね

akane2003

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2012年05月23日(水) 12 tweets

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「キスってどんな感じなの?」彼女が言った。初めてのキスはレモンの味とか言うからなるべく期待に添えるようにレモン味の飴なめてからキスした。唇をはなした彼女は何故か顔をこわばらせてうつむいてしまった。なんでだろうと思ったら「なんか肉っぽい」って。確かに唇は肉だが。 #twnovel

posted at 22:11:26

キスをしたいと思ったが、狭くて汚い俺の部屋に対象物はなかった。仕方なくぬいぐるみにキスしてみた。もそっとして埃が口に入ってきて違うと思った。ゲームの中の彼女がキスをねだる。画面は固くて冷たくて何より目を閉じても眩しかった。本当のキスってどんな味だろうな。 #twnovel

posted at 20:25:09

疑われてた万引き事件は犯人が見つかって、あの人は元気になった。結局あの人からは『好き』の返事はもらえなかったけど、毎日元気なあの人を見られるだけでとてもうれしい。今度はちゃんと名前を書いて直接渡せるよう自分に自信を持てるようにがんばる!(今日はラブレターの日) #twnovel

posted at 19:57:34

帰り道、三枚目の紙はかさりとポケットで音を立てた。教室の隅で自信なさそうに座ってる奴が俺が好きとか正直嬉しくないけど、元気は出た! 学校にUターンして校長の所に行った。自分の無実を冷静に説明すると校長から「ちゃんと調べるよ」の一言をもらえた。やった! #twnovel

posted at 19:48:58

昇降口で靴に入れようとしたところを見られた。紙も見られた。すごく恐い顔してる。きっと迷惑だったんだ。きっと他の誰かじゃなくて私だからダメなんだ。頭の中ぐるぐるして泣きたくなって困ってたら、「サンキューな」と、私の紙をポケットに入れてあの人は帰っていった。 #twnovel

posted at 19:42:33

もうだるいから帰るか。荷物を持って昇降口に靴を取りに来たら、俺の靴に何か入れた女がいた。同じクラスの……なんだっけ?「おい」声をかけたらものすごい顔で怯えられた。その手にはあの紙片が握られていた。手を掴んで無理矢理開かせたら、『元気出して』と書かれてた。 #twnovel

posted at 19:40:13

絶対やってないって言ってるのに先生はひどいと思う。ちょっと悪いとこもあるけどそんなことする人じゃない。机に突っ伏して寝たふりをしてるあの人が可哀想だ。『元気出して』ノートを切って、小さく畳んで教室を出ると、移動教室に行くフリして昇降口のあの人の靴の中に入れた。 #twnovel

posted at 19:35:37

万引き(やってねぇ!)で親が呼び出された。どんなに否定しても先生は信じてくれず。警察もだよ。防犯カメラに写ってたのはたしかに俺だけどやってないのに。帰ってきて机の上にくしゃくしゃの『好き』と『ファイト』を並べた。明らかに同じ筆跡。俺が好き?物好きだな、お前。  #twnovel

posted at 19:28:28

一晩考えてやっと『ファイト』と書けた。部活の朝練の前にあの人の上履きに入れて、今日は元気だといいなあなんて思う。自分の名前はやっぱり書けなかった。私ごときが心配してるなんて、きっと困らせるだけ。教室の隅から応援してるね。声をかける勇気はないけど。『ファイト』 #twnovel

posted at 19:16:41

『ファイト』と書かれた紙片が上履きの中に入っていた。同じ子だ。筆跡も似ている。誰かと間違えたのではなく俺宛?昨日の俺を見てたのか?あの昨日の醜態を見ていたのか?かあっと顔が赤くなる。恥ずかしさと苛立ちでぐしゃりと潰した紙片を無意識でポケットに入れた。 #twnovel

posted at 19:12:30

ノートを切った紙片に『好き』とだけ書いて、憧れの人の上履きに入れた。勢いだけの浅はかな告白をしたはずが、名前を書くことを忘れたことに気がついた。昼休み、万引の疑いをかけられたあの人は先生に呼び出された後で友達に八つ当たりしていた。書ける言葉は見つからなかった。 #twnovel

posted at 19:08:35

『好き』という一言が書かれたノートの切れ端が下駄箱の上履きの中に入っていた。どうせ悪戯だとくしゃっと畳んで上着のポケットに入れた。その日は嫌な事があって友達に当たり散らした後、ポケットの中に手を入れた時その紙片が触れた。『好き』か。俺は自分を好きになれないよ。 #twnovel

posted at 19:04:14

2012年05月21日(月) 1 tweets

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天体ショーは終わってしまった。一緒に空を見上げていた君は興奮した顔で「すごかったね」と笑う。その笑顔の方がすごく素敵に見えるよ。その時友達から「プロポーズ成功した!」ってメールが入った。良かったな。俺は「彼女と空の指輪を見ただけで満足」って返信。今は、な。 #twnovel

posted at 15:48:29

2012年05月16日(水) 1 tweets

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未来は小さな今の集まりだ。だから今をピカピカにしよう。そしたら未来は輝くはず。でもやってると結構大変で、失敗して悲しくて理不尽に怒って……輝いた今は一瞬でくすむんだ。途方に暮れてくすんだ今を抱きしめてよしよしって撫でたらまた輝き始めた。明日はもっと輝くはず。 #twnovel

posted at 07:05:51

2012年05月15日(火) 1 tweets

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「おいしいご飯をおいしいって食べたいね」風邪っぴきの僕にそんなことを言うのは、早く元気になれってことだよね。熱でエフェクトかかった君は心配そうに僕を見下ろしている。ちょっと泣きそうな顔。ああ、ごめんね。君も美味しいご飯を食べられてないんだね。一緒が一番だよね。 #twnovel

posted at 07:00:48

2012年05月13日(日) 4 tweets

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僕が真剣に悩んでいることをお母さんに話したら、お母さんは「はっはっは!」と大爆笑。ひどいと怒ったら「今日はははの日だからいっぱい笑う日なんだよ」と言う。何てバカな母ちゃんと思ってたら脇を両手でこちょこちょされて僕も「はっはっは!」と笑った。なんかすっきり。 #twnovel

posted at 23:55:29

母の日は殺人的に忙しく、家にも帰れずにカーネーションのアレンジメントや花束を作って作って作りまくるんだけど、穏やかで愛しげに奥様を見るまなざしのお手伝いが出来るなら、一年に一度くらいがんばっちゃおうかな? ……でも、今日は寝かせて。(今日は母の日) #twnovel

posted at 22:48:14

どなたかのお祝いかしら。それともと思っていたら、「すみません」と照れくさそうに鼻の頭をかきかき母の日用に小さなブーケにしておいたカーネーションを指さされた。処理してお代をもらってお渡しすると、お坊様は大事にそうに抱えて店を出られ、外にいた奥様に渡された。 #twnovel

posted at 22:45:17

いつもお仏花を買って下さるお坊様が透明な自動ドアの向こうに見えた。徹夜明けで朦朧と仕事をしつつ様子を伺っていると、ゆっくり入ってこられた。「いらっしゃいませ」今日もお仏花かな?そう思っていたら、今日はなんだかケースの中のきれいな色の花を見ている。 #twnovel

posted at 22:37:07

2012年04月24日(火) 3 tweets

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弟の手から取り上げて、その本気の上書きを試みる。怪我をしませんように。活躍できますように。そしたら弟がこういうのがほしいと言う。あげないと言えば私の頬に手を添えてキスを強請る。胸が痛い。バカね。相手にしないわよ。折角手に入れた互いの親の幸せを壊せないでしょ? #twnovel

posted at 07:53:30

弟が羊毛フェルトで作られたユニフォームのマスコットを持っていた。きっとファンの子ね。不器用な子なんだろうな。不格好な本気の手作りの品が弟の手の中で転がされている。今彼の頭の中は夏の大会のことでいっぱいで女の子のことなんて考えているヒマはないのよ。可哀想に。 #twnovel

posted at 07:46:52

サッカー強豪校のレギュラーが弟になると聞いたのは父が再婚する直前だった。年頃の男子と暮らすなんてとんでもないと思ったが、会ってみればすごい格好良くて可愛らしかった。その瞳がだんだん熱を帯びてくるのに気がついても、知らないふりをしていようと心に決めた。 #twnovel

posted at 07:35:00

2012年04月23日(月) 3 tweets

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「姉さんはこういうのくれないの?」と聞けば、「さっき願いを込めといた」と笑う。「姉さんからも欲しい」キスを強請るように彼女の耳に手を添えれば「本気のバカは相手にしないことにしてるの」するりと俺の手から逃れる。彼女が本当の姉ならこんな感情は生まれなかったのかな。 #twnovel

posted at 11:51:55

家に帰るとそれを姉に見つけられ、取り上げられた。「これ羊毛フェルトってやつ?作ってくれるような子いるんだぁ」そして彼女は両手の中に納めると、「あんたが怪我しないようにって願いがこもってるかもだね。私もやっておこっかな?」と願掛けみたいなことして返してくれた。 #twnovel

posted at 11:45:51

帰り道、なんかもふっとしたかたまりをもじもじしながら手渡された。同じクラスの女子だよなこいつ。学校の外じゃワカンネェ。「なにこれ」と言ったら、「もうすぐ予選ね。がんばってね」とそいつは行ってしまった。そのかたまりは俺のユニフォームに少し似ているような気がした。 #twnovel

posted at 11:41:26

2012年04月12日(木) 1 tweets

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雨上がりのピカピカの空に真新しいランドセルをカタカタ鳴らしながら黄色い帽子の娘が学校に向かう。桜の花びらが空から降ってくるのを両手でとらえようとはしゃぐ娘を追いかける。小さな両手につかまった花びらを「お母さんほら」と見せてくれた。瑞々しい柔らかさに頬がゆるむ。 #twnovel

posted at 09:20:09

2012年04月06日(金) 1 tweets

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「都内は満開だったよ」と久しぶりに帰省した彼と見上げる桜。ここはまだ咲いていない。夢や期待を存分に膨らませているつぼみたち。早々に夢を叶えた君は遅い春をどう思うだろう。3年かかって合格した大学は彼の家の近く。彼に会うのだけを楽しみに膨らませた夢は来週花開く。 #twnovel

posted at 07:15:03

2012年03月30日(金) 1 tweets

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一つに結んでいた髪をほどいた。すごい開放感。自由っていい。学校は髪を結んで行く校則があるけど生徒の自由を尊重して欲しいなってお母さんに言ったら「自由って大変よ?」と言われた。大人になって美しく保つことがいかに大変か思い知り、母の言葉を苦々しく思い出した。 #twnovel

posted at 07:20:53

2012年03月23日(金) 1 tweets

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二階の窓から「おめでとうございます!」という声と共に紙吹雪が降ってくる。すごい量で地面が既に白い。可愛い後輩共から卒業する俺らへのはなむけだ。「後始末がんばれよ!」と手を振って微笑む。桜吹雪の頃には俺は先生になる。お前らみたいなのを増やせるようにがんばるよ。 #twnovel

posted at 07:22:46

2012年03月22日(木) 1 tweets

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母が送ってくれた野菜の中にふきのとうが入っていた。たぶん田んぼの畦に土手に生えていたのだろう、かわいらしいのが6つ。茹でて酢味噌和えにしようと思ったのに失敗してとろけて粉々になってしまった。それでも箸先の緑色のほろ苦い味は田舎に春が来たことを知らせてくれた。 #twnovel

posted at 07:09:20

2012年03月21日(水) 1 tweets

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残業終わって外に出たら薄く雪化粧していた。普通の道はいいけど会社前のタイルはつるつる。ヒールだから慎重に歩いたのに転びそうになって必死で堪えた。今助けてくれた人がいたら私惚れる。ホントに惚れちゃう!「大丈夫?」って手を差し伸べる大嫌いなこいつ以外なら誰でも! #twnovel

posted at 06:55:10

2012年03月19日(月) 1 tweets

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喧嘩する夢を見た。耳が聞き取りづらく自分の事をわかってもらえないと身振り手振りで話す人に、私はちゃんとわかってると伝えようとした。結局お互い本当に言いたいことが判らず別れ際も笑顔になることはなかった。目が覚めた。その人がもう鬼籍の人だと気がついて下唇を噛んだ。 #twnovel

posted at 06:51:18

2012年03月15日(木) 1 tweets

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夜を泳ぐ。ネオンの森や闇に立ち並ぶ電柱をよけながら。たまに車がうなりを上げながらピカピカのライトをふりまいてむかってくるのをひらりとかわして道路の真ん中を泳ぐ。ああお酒って気持ちがいいもんだなあって思ってたら手をつかまれて引っ張られ「危ないよ」と彼の腕の中。 #twnovel

posted at 07:03:49

2012年03月14日(水) 1 tweets

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一ヶ月前にもらったチョコの箱は開封されずに机の上にある。賞味期限がまだ先だからいいと思うし、今更開けるのも気が引ける。あの時「名なしの贈り物は不気味だ」とあいつが捨てようとしてたのを俺がもらったんだ。今日はホワイトデー。これ贈った子は泣くんだろうな。ごめんな。 #twnovel

posted at 06:52:20

2012年03月13日(火) 2 tweets

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ものごっつ吹っ切れた笑顔の青年が花束を掲げ「愛してます。結婚してください」と私の前で膝を折った。固まったままの青年は私の答えを待っている。「悪い。知り合いだよな?」と聞いたら泣きながら帰って行った。その背中で思い出した。一年前コンビニで泣いてた強盗だった。 #twnovel

posted at 22:24:45

「春だよ」とリスが言いましたが、くまはまだ冬眠から起きようとしません。リスは耳元でまた「春だよ」と告げるとくまは目を覚ましました。でも外は雪。「春はどこに?」「ここだよ」誇らしげに見せるリスの手には福寿草の花びら。「ああ春だね」小さな春にくまは微笑みました。 #twnovel

posted at 07:31:00

2012年03月12日(月) 1 tweets

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あいつと目線が合う。小学校の時は私よりもちっちゃくて泣き虫でアホでどうしょうもなかったのに、冬になったらクラスで一番背が高い私を追い越しそうに背が高くなった。見下ろしていた奴から見下ろされるんやろか。なんかイヤやったから蹴ったったらにこっと笑われた。腹立つ! #twnovel

posted at 07:48:23

2012年03月11日(日) 2 tweets

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また手紙を書いた。本当はメールの方が早いんだけど紙の方が気持ちが残ると思ったんだ。手紙の中身は日常の話といつもの言葉。「好きだよ」ポストに入れた手紙は隣町にいる君にすぐ届くだろう。返事は学校で渡して。……それを十年経って妻に見せられた破壊力はすざまじかった。 #twnovel

posted at 17:24:07

心の柔らかいところがざっくりと傷をした。とても痛かった。でも「お腹空いてるときにチョコもらった」とか「電車に間に合った」とか「可愛い物を買った」とか「ごはんが美味しかった」とか。そんな小さな「いいこと」の絆創膏が傷を覆ってくれた。まだ痛いけどやっと少し笑えた。 #twnovel

posted at 13:47:19

2012年03月09日(金) 1 tweets

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楽観的とよく言われる。でも辛いことがあっても嘆くだけよりましだと思う。コンビニで強盗にあっても一緒に人質になった人に大丈夫だよって言い続けた。「きっと大丈夫。辛いときこそ笑うものだよ。それが現実に差す光になるから」と言ってたら嗚咽が聞こえた。強盗が泣いていた。 #twnovel

posted at 07:07:41

2012年03月08日(木) 2 tweets

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今時メロンパンを食べたことがない彼にメロンパンを奢ってやったらメロンが入ってないと駄々をこねられた。「普通そうだよ?」と笑えば彼は恥ずかしげに顔を赤くした。勉強大好きで学年主席なのにたまに抜けているところが誰よりも可愛いけど、武士の情けで言わないであげよう。 #twnovel

posted at 11:59:04

幼い頃につかれた嘘が今になって浮上した。嘘を信じることで俺は深く傷つき苦しんでいるというのに、隣で嘘の元凶の友人がカラカラ笑っている。メロンパンにはメロンの果汁すら入ってないという事実が俺の手元で主張する。興味がなかったとは言え常識がないと思われるのは辛い。 #twnovel

posted at 11:54:34

2012年03月07日(水) 1 tweets

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届かない物に手を伸ばし続ける。夜空に浮かぶ星も昼間の太陽も青空を飛び去る鳥もつかんだことはないが、つま先立ち背すじを伸ばし腕を指先を遠く遠くへ伸ばしていく。「疲れないか」とたまに聞かれるが、欲しいんだ。例えそれが届かないとわかっていても。憧れとはそういう物だ。 #twnovel

posted at 06:50:44

2012年03月06日(火) 1 tweets

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ジュースの底に残った氷をがりがりかじってると横にいた女子に睨まれた。なんで?ただ氷かじってただけで何もしてないのにって思ってたら「あげる」ってクッキーをくれた。何これ俺に好意でも?と思ってよく見たら鉄分配合。「私も貧血なの」って微笑まれ曖昧に頷くしかなかった。 #twnovel

posted at 17:25:17

2012年03月02日(金) 2 tweets

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翌年のお祭りの日。やはり小さな箱を持つ私に他の子達がお前はいいなと言う。中はいつも通りの砂糖菓子。他の子達がもらっていたのは出店の煎餅だった。明らかに私の方が高価な菓子だ。何故だろうと帰って母に聞くと母は遠い日々を懐かしむ目で「王様のお気遣いですよ」と笑った。 #twnovel

posted at 07:16:00

お祭りの日に王様が特別に下さるお菓子は私だけ小さな箱だった。他の子は大きな袋だったのに。大人は生まれや見た目で差別する。哀しいと思っても文句が言えるような立場ではないから口をとがらせて帰る。病床の母は小さな箱を押し頂いて大事に食べなさいと笑うので私は影で泣く。 #twnovel

posted at 07:09:09

2012年03月01日(木) 1 tweets

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私の誕生日は2月29日。四年に一度しか誕生日が来ないからプレゼント少ないんだよね。四年前にそんなことを愚痴ったなぁと思っている私の指に銀のリングをはめながら彼は笑った。「誕生日にプロポーズというのが夢だったんだ」四年待ったよと笑う彼に、私はキスで答えた。 #twnovel

posted at 07:31:22

2012年02月28日(火) 1 tweets

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日だまりで猫がまどろんでいる。あくびして顔をこすってまた眠る。気持ちがいいんだろうなぁ。嫉妬されてるなんて思わないよなぁ。教室の中はあの日だまりより汗をかくほど温かいけど羨ましい。このテストからあの日だまりに逃げるにはと考えたけど無理だなと鉛筆を滑らせた。 #twnovel

posted at 07:14:00

2012年02月24日(金) 1 tweets

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昔々桃太郎は金銀財宝を持って帰ってきたところで娘の寝息が聞こえた。一般教養だけどこんな話嫌だわ。絵本を閉じて娘の頭に生えかけた角にキスする。このお話のとおりいきなり殺戮と強奪する奴が来たのは事実。怖いなぁ、ニンゲンは。あんな惨い話を綺麗な絵本にしちゃうから。 #twnovel

posted at 07:29:53

2012年02月23日(木) 1 tweets

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二の腕にたぷたぷしたのがついてきたと苦笑していたら後輩に笑われた。若いってだけで財産なんだよって入りたての頃の先輩の言葉が頭をよぎる。今の自分はあの人の体型に近くなり、情けなくも笑えて後輩に「若いだけで財産だよ。今の自分を大事にしなよ」と言うしかなかった。 #twnovel

posted at 08:04:47

last update 05/29 09:12

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