#twnovel 陽射しは黄金色の傾きのまま動かない。君と僕以外もう何も動かない。人も車も時計も街も音も、何も動こうとはしない。この全て止まった世界で、君と僕は永遠を過ごす。夜の来ない黄昏のこの世界でずっと二人きりで。君と僕が狂ってしまうまで。君と僕が夢から醒めるまで。ずっと。 posted at 16:27:21
#twnovel 「ではこの単語は兵器を示すのではないのですね」「ええ、新年のお祝いですよ」「ふむ、地球の言葉、特にこの土地の言葉は難しい」「まあ同じような発音のものが多いですから。」「私の星にはかつてそのような兵器があったのですよ。…”おとしだま”は超質量兵器では無いのですね」 posted at 22:16:24 #twnovel 大晦日の夜、各々の家で紅白等のTVを見て過ごし、やがて年が替わる瞬間を待った。しかし、年は替わらなかった。何故か全ての人は、0時になった瞬間年が替わらなかった事を知った。そして次の瞬間、年が替わらなかった理由を知る。あまりに出来が悪いので留年させられたのだ。 posted at 20:23:12 #twnovel (毎回ぶっつけ本番なんだから)(大丈夫、いつも同じようにやれば)(本番一分前です!)(お化粧濃すぎない?)(お綺麗ですよ)(バカ!スモーク焚きすぎだ!)(本番5秒前…4…3…2…1…キュー!)ご覧ください。2011年の初日の出です。雲も切れて美しい日の出です。 posted at 19:10:00 #twnovel お正月と言っても、ここ月面都市では普段と余り変わらない。お正月らしいことをしたいといったら、凧揚げをしようとパパが言った。宇宙服で月面に連れ出されて、パパに薄膜フィルムの凧を見せられた。最初に上げる時が大変だったけど、太陽風を受けた凧は宇宙に高く上がっていった。 posted at 15:32:57 #twnovel 鏡餅の本当の由来はUFOである。鏡餅を良く見るといい。敷かれる半紙やゆずり葉は着陸痕を表し、裏白や昆布はUFOから発射される怪光線を表現しているのだ。橙、伊勢海老はもちろん宇宙人そのものだ。そして、カビが生えるのは宇宙人が地球の細菌に弱いことを示しているのだ。 posted at 15:02:37 #twnovel 長い旅の果てに君は辿りついた。傷ついた心と体を癒すことなく、君はさらに旅立とうとしている。浮かれる街に背を向け、冷たい風の中に身を置き。それでも顔を上げ、眼差しはまっすぐに君だけの星を見つめ歩き出す。振り返らない。嘘と痛みで塗り固められた街など振り返らない。 posted at 14:11:08 #twnovel その寺は過疎村にあり、継ぐ者もなく寂れていた。せめて除夜の鐘くらいはと、都会の生活に疲れ村に戻ってき者が太陽電池で動作する装置を設置した。それから無人の寺から除夜の鐘の音が響くようになった。作ったが死に、そして人類が消え去ったことも知らず鐘は鳴る。慈しむように。 posted at 10:34:59
#twnovel 作家は行き詰っていた。今執筆している作品の登場人物の心理がどうしても表現できない。本当の悲哀の一線を越えることがどうしてもできないのだ。愛するものを失うということはどういうことなのか? その夜、作家は愛する妻と子供を殺した。 posted at 21:41:36 #twnovel 数年前から兆候はあった。配達した品物にクレームが就き始めた。どうやって連絡してきたのか、欲しがっていた物と違う、この色は好きじゃない交換しろだの、そんな文句をつけてくる親が増えてきた。モンスターペアレントという奴だろうか。今年、サンタクロースは休業を考えている。 posted at 13:51:48
#twnovel 満ち足りて何の苦も無い極楽浄土のような世界では腐ってしまう(条件3-B項)。極悪非道な地獄のような環境では簡単に傷つき萎れてしまう(条件6-C項)。かくも人の精神の弱く脆いものか(サンプル群消滅を確認)。残念至極な事じゃのう(追試不要。仕様を含め再設計を承認)。 posted at 18:58:08
#twnovel #twnvday 歪んだ月の下で墓穴を掘る。歪んだ顔を濡らすのは汗か涙か。お前を失った時、暗い窓ガラスに映ったのは、それを認めようとしない歪んだ自分の顔。歪んだ私の心さえ、お前は包み愛してくれた。お前を失い歪みきった私は、お前の愛した歪んだ月の下で墓穴を掘る。 posted at 22:04:19
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last update 05/30 03:29
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