mumei7c

夢名 七志

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2012年06月04日(月) 2 tweets

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視点が違うだけでこんなに世界が違うとは。眼鏡で開眼とは皮肉だけど、物の見方が全く違う。良さも悪さも、自分では見つけられなかっただけに新鮮だ。大嫌いな自分の顔を鏡で見てみる。いいじゃないか。なんか希望まで感じる程だ。でも、眼鏡は似合わないよ。と、外した。 #twnovel

posted at 21:44:59

固いと思い込んでいた物が柔らかかった驚き。乾いていないコンクリートに靴の跡を付けてしまった後悔。何気なく手を当てた塀に手形が付いただけならその程度だっただろう。手首まで埋まり唖然とした衝撃。抜こうとして固まっていた時の焦り。昔の事だ。今日も同じ姿勢で眠りにつく。 #twnovel

posted at 00:21:43

2012年06月03日(日) 1 tweets

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『配達をお届けにお伺いしましたが、ご不在でしたのでお預かりしております。再度配達いたしますので、裏面のいずれかの方法により、ご連絡ください。1.五千万用意して、新聞に探し人に広告を載せる。2.一千万円用意して、駅のコインロッカーに入れる。3.息子の命は無いゾ。』 #twnovel

posted at 21:59:41

2012年06月02日(土) 1 tweets

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「まだ使えそうに見えるけどな」「視認できる外見で判断しては駄目だ」「どうせ外観だけだろ」「過大な力が掛かった場合には内部に微細に傷が発生する」「自立してるぜ」「崩壊する危険は取り除いておかないと」「慎重過ぎないか」「判明してからでは手遅れだ」「国の指導者じゃな」 #twnovel

posted at 20:58:50

2012年06月01日(金) 3 tweets

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拳ほどの頭が、穂の出ていないススキの原に見える。毛に覆われたあれが、ひょこっと飛びだす。すっと隠れた。少し離れた。ゆっくりとぷわぷわに近づく。やや離れた所に出た。目が合ったらしい。動きが止まる。動けない。唐突に引っ込む。もう少し追う。隠れる。ひょこっと出てみる。 #twnovel

posted at 23:57:43

「今日は電波の日か」どうりで独り言を話す人が多い日だった。「暑い日だったし」そう、暑い日だったからかもな。「会話ができる筈ないのに」会話はできないさ。もし、そうならどうかしてる。「そろそろじゃないか」もちろん忘れて無い。忘れてても時報音は逃さないけど。「ポーン」 #twnovel

posted at 21:26:11

「もう半年が過ぎたのか」ほんの勘違いで一年は十ヶ月になった。突然の出来事に梅雨は吹き飛び夏の入り口が大急ぎで駆けてくる後では台風の卵が大挙して渦巻き秋は化粧もそこそこに外出する準備を始める。悲しんだのは六月だったか十二月だろうか。来月にまた間違えるとは限らない。 #twnovel

posted at 00:27:55

2012年05月31日(木) 1 tweets

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「番組の途中ですが、緊急速報です。怪獣が出現しました。怪獣が出現しました。進行方向にお住まいの方は、速やかに安全な場所に避難して下さい。怪獣は大変に凶暴で危険です。決して、鉄塔に登って最後の実況放送を行ったり、最終兵器を抱えて海に潜ったりしないようにして下さい」 #twnovel

posted at 13:07:53

2012年05月30日(水) 3 tweets

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軽い刺激が手首から伝わる。痛みよりも、周りの人に気付かれて無いかと様子を窺う。もちろん自然な様子は崩さない。どうやら大丈夫だ。普通バンド。突飛な行動を知らせてくれる。社会生活の標準指針機。自分の判断は世間の常識と同じじゃない。でも、これがあれば安心して暮らせる。 #twnovel

posted at 22:38:57

「ねえ、このエレベーターさっきから妙な音がしない?」「どんな?」「なんか軋むような、ヒイヒイって音」「それじゃ悲鳴じゃないか」「この前も切れかけたワイヤーを両手で持ってたって事件があったじゃない」「瀕死の状態で助け出されたって事件か」ここはまだ元気な筈なんだが。 #twnovel

posted at 22:17:14

救済は望みじゃない。不寛容さに気付かない心が欲しい。誰かが気付くなら自分は知らなくていい。呼び声も叫び声もこちらに向いてないのなら、指向性の喉を振るわせて欲しい。顔を見つけて近づいて来るのなら、光を向けなくてもいい。身代わりの人形に泥を詰めて立たせておけばいい。 #twnovel

posted at 19:40:34

2012年05月29日(火) 4 tweets

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「この鉄球さえ転がせば、樋を伝って腕木を叩き、バネが外れてボールが飛び、籠に入って天秤が傾き、バケツの水が溝を流れ、水車を回して紐を引き、つっかい棒を外してレンガが落ち、シーソーの反対がタイヤを押し、坂を転がり落ちた先で奴を奈落へ落とす。恐ろしくて出来ない。あ」 #twnovel

posted at 23:52:56

情けない姿につい目頭が熱くなる。離れたくないからと冷たくなっても晒していた。エゴだ。罰が当たるとはこの事だ。いつも側に居て、暖めてくれたのに。数ヵ月後にまた会える筈だったのに、本当にお別れだとは。箱に納める前に少しだけと電源を繋ぐと、点かない。炬燵よ、さよなら。 #twnovel

posted at 22:05:37

太古の機器が発見された。記録の主体がテキストの時代。媒体が個別にあった時代。容量では動画も多いが、自動記録より個人が作り込んだ記録量が膨大だ。助手は言う「なぜ記録方式がバラバラなんでしょうか」しかも、言語さえ混在している。「超バベルの時代」不幸な時代だったろう。 #twnovel

posted at 21:38:03

悪漢共が所業を済ます。暗雲は迫り一転俄かに掻き曇り、雷鳴と間違うばかりの高笑い。雹混じりの豪雨を受け、ビルの頂上にすっくと立つ。雷光を背に浮かび上がるその影は。轟々と吹きすさぶ暴風をマントに孕み、眼光鋭く正義を成すつもりだったんだろうけど、避雷針に落ちた稲妻に。 #twnovel

posted at 16:55:13

2012年05月28日(月) 5 tweets

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「まぁ、理容と美容も男女の違いだったんでしょうね」等と話しながら機具を揃えている。「あおむけは腹切りの印象があるから、男は嫌ったとか」シャンプーが江戸時代からあったのだろうか。「じゃあ、口を開けて下さい」と潜り込む。結局理由は不明か。うつ伏せの歯医者は初めてだ。 #twnovel

posted at 23:58:32

両手で箱を持ちガラガラと鳴らして振り出す。おみくじ。みくじ棒の先に暗号化されたコードが書かれている。レーザーで明示された読み取りエリアに翳すと、圧縮されたみくじ箋の番号が解凍される。二の十三乗枚。一般的な神社だ。八千百九十二枚の運勢を集計し結果を受け取る。大吉。 #twnovel

posted at 21:36:16

知らない奴に袖を引かれた。「我々は月曜人だ」路地で耳打ちされる。侵略者だろと問えば「今日はこれぐらいにしておく」と言い、闇に消えた。「来週も仲間が見張っている」姿の無い声が響く。「どうせ年で五十二人なんだろ」大声で問うが答えは無い。休み後の侵略者は怠惰で素早い。 #twnovel

posted at 21:22:27

有史以前の地球は、こんな感じだったのだろうか。いきなり解放された異星の地で、数人が途方に暮れる。太古の人類発祥の星。厳密には種の故郷なのだとか。地球では外来種だった人間。ここでは天然記念物に指定された生物らしい。保護区。だけど、絶滅したからって連れて来られても。 #twnovel

posted at 21:12:55

シャンプーが怖い。湯船に浸かり目を瞑るのは平気なので、両手が塞がるのが駄目なんだろうか。とにかく速く済まそうと、固く目を閉じ両手を高速で動かす。慌てて流し後を見る。もう習慣だけど慣れない。ある日、急に洗うのが速くなった。何か嬉しくなって鏡を見ると一瞬二本の手が。 #twnovel

posted at 21:05:47

2012年05月27日(日) 5 tweets

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「最善を望んで、最悪に備えよ」繰り返し唱える。困難な任務。自ら望んだことから逃げられない。何度も練り直し、徹夜で体力も落ちてきた。これでは駄目だ。無理矢理に寝る。追い込まれては駄目だ。無理矢理に笑って余裕を作る。当日。望みは砕け、備えは役にたった。彼女に幸あれ。 #twnovel

posted at 22:25:09

大きく柔らかい物は暖かい。物足りない気もするけど、多くの人が共感する。押せば手応えが無いほど。どこまでも入り込める。小さく凝り固まった物は容易に触ると怪我をする。熱く尖り、突き刺さる程激しい。他を拒絶する振る舞いは、一人のために存在する。どちらも良心と呼ばれる。 #twnovel

posted at 21:06:43

送迎のバスがリアタイヤを数回跳ねながら止まると、エンジンが黒煙を吐き止まった。爆音で歓迎の大声。数枚のガラスが吹き飛ぶ。宿の番頭が客全部の荷物を担ぎ、全速力で駆けて行く。玄関で泡を吹いて倒れていた。女将が上がり框に頭突きしながら挨拶をする。「ここが、限界集落か」 #twnovel

posted at 20:09:19

「悪者だ」突然の宣言。まずは戸惑い。そして怒り。「釈明が出来ないんだろ」利害も被害も受けない者達の言いがかり。「このままじゃ不味いね」職場では忠告じみた警告。自宅の窓に石が投げられ、ペンキを掛けられる。涙声の訴えは娯楽だ。そして、誰も係わらない問題が討議される。 #twnovel

posted at 17:13:00

泥濘に踏み出すとくるぶしまで埋まる。反対側の足をごぼりと引き抜くと、じわりと穴の縁が崩れる。既に小さな丸い頭が無数に出かかっている。足跡を振り返れば、茸の株が互い違いに延々と並んでいる。戻れない。次第に深くなる泥の原で、足の底をくすぐられながら立ちすくんでいた。 #twnovel

posted at 01:40:06

2012年05月26日(土) 2 tweets

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「明日はどこから来るの。明後日の方からだよ」名言じゃないか。一日づづの繰り返しと積み重ねが凝縮されている。子供の頃に聞いてからは、何かある毎に口にしている。だから、迷いは一切無い。到達する所は必ずある。壁にぶち当たっても、なにも問題はない。目指すは明後日の方角。 #twnovel

posted at 23:02:44

福祉事務所の生活保護相談窓口。「ご親族には援助される方はいらっしゃらないのですか」ケースワーカーに聞かれる。「実は、本当の肉親は大富豪で、事情があって今の親が育ててくれましたけど、成人を過ぎて迎えに来る筈だったのが、何かのトラブルで遅れてるんです」正直に言った。 #twnovel

posted at 22:38:30

2012年05月25日(金) 3 tweets

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窓は密閉され、鍵穴さえ塞がれていた。完全な密室。錠前を破壊すると、風が室内に流れ込む。数人でドアを引き開けると、ポンと音がした。部屋の中央に死体。外傷は無く、所見では窒息死だ。「自殺、でしょうか」「まぁ、殺人ではないかも」換気扇がもくもくと空気を吸い出していた。 #twnovel

posted at 20:18:14

「敵の敵は味方だ」突然の交渉に驚く。いや、懇願に近い乱暴な提案。ここは慎重に答えなないと、世の理を乱すことになる。なにしろ、自分から見れば、敵と断定された者こそ自分の味方なのだ。三竦みは更なる局面に入り、緊張感が高まる。三人ジャンケンのあいこに夕日が赤かった。 #twnovel

posted at 19:58:55

家電が喋るのは当たり前でも、間違えを実直に実行するので、珈琲を電子レンジに入れて、ボタンを押し間違えたのは自分が悪いのだが、「料理ができました」で、カップに焦げ目が付いたグラタンを出してくるのはどうなのかと、首を傾げていれば、風呂が「お風呂が炊けました」と言う。 #twnovel

posted at 00:28:05

2012年05月24日(木) 2 tweets

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目覚めると逆さまの部屋だった。つまり天井に寝ていた訳だ。カーテンが屋根側に落ちていて朝日が眩しい。階下、つまり上階から声がしたとたん遠ざかっていった。天井を歩き窓から顔を出すと、空、つまり地面が頭上に拡がって伸し掛かっていた。慌ててバランスを崩して青空へ落ちた。 #twnovel

posted at 22:58:18

「攻撃目標設定機です」「狙われたら運が悪いとしか思えないだろうな」「当事者でもない人々に、許さない決心だけを植え付けます」「自己の衝動じゃないって訳か」「本人達はそう思ってません」「で、既に起動してるって」「はい、陰湿な戦場へようこそ」「自分が憎くなってきたな」 #twnovel

posted at 21:31:16

2012年05月23日(水) 2 tweets

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深夜。階下から男女が言い争う声で目が覚めた。子供の声までしている。翌朝、しっかりと目覚めてみれば、安普請な二階建てのアパートでも、一階に住んでいるのである。大家に話せば、当然のように「昔は三階建てだったからな」と語る。そして「もうすぐ平屋になるから我慢しろ」と。 #twnovel

posted at 23:47:47

タイム・ジャンパー。バラクータG9型なら、1968年へ行き銀行を襲撃できる。アルファのMA-1型を着て、1986年の戦闘機の学校に行くのもいいだろう。格好だけで赤い色を選んだなら、1961年で踊りながら喧嘩するか、1955年で自動車のチキンレースをする事になる。 #twnovel

posted at 22:20:31

2012年05月22日(火) 1 tweets

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魂や亡き人の証を生者達が憶う式事。祈りとは違う心のありようであれば、生前の記録が最適なんだろう。記憶は消えても記録は残っている。残念を祓う。生涯ログや個人端末の膨大な記録を暗号化し、電波に乗せて天空の高みから放つ。空と地へ巨大な白き墓標から飛ばす。電波葬である。 #twnovel

posted at 22:30:43

2012年05月21日(月) 3 tweets

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結局言い当てられたサプライズを実行した。指輪を渡そうとしたら、抑揚なく「わあ、眩しくて見えないー」と言う。「あ、これがあった」と、日食観測グラスを掛ける。「あれぇ見えない。どこー」と、手に取らない。なんでこんな娘を好きになったのか。日食が毎年じゃ無くて良かった。 #twnovel

posted at 20:19:14

「ほら、これ。グラスとか不便そうだし、不良品もあるから目が悪くなるって言ってたから。ちゃんと太陽に向けてレバーを引いたんだけど駄目でさ。貼ってある注意書き見たら、1080年用とかって。間違えて前回分のを買っちゃったみたいなんだよね。消火器だったら期限切れだよな」 #twnovel

posted at 17:28:20

「この辺りは降らなかったんだな」道路も濡れていないし、壊れた建物もない。地球単位だと世紀のショーでもないが、地域だと何百年振りの所もある。観測できた場所で偏りがあるのは何故だろう。光の輪で浮かび上がった多数のにわか天使たち。五分ほど昇天した距離からの墜落だった。 #twnovel

posted at 12:35:49

2012年05月20日(日) 4 tweets

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「水に晒すなんて」また、ほぐれない言い合いが始まりそうで逃げ出した。パスタでもない。太麺じゃねぇか。うどんが食べたいんだ。ラーメンばかり喰わせやがってと、相手が居ない所でも同じ言葉を吐いてるのに気付いて止めた。そうめんの季節でもない。麺喰い同士の意地の張り合い。 #twnovel

posted at 23:13:24

灯りの点いた部屋。白く光る窓。空の半分だけが夜の時間。住宅地の辺り。東の明るさが増すにつれて、いくつかの窓が同じように点った。目覚まし時計の見る夢。夜に向いた窓に映す願い。朝を知らせるブザー。歯車を失ったチクタク。金属のベルの音が鳴った気配。灯りは何処にも無い。 #twnovel

posted at 21:34:40

何かが開く。病気、疾病、怪我を恐れた。何かが開く。ねたみ、憎しみ、悪意、策略に恐怖して。何かが開く。盗み、ねたみ、憎しみ、悪巧みを知ることに戦慄する。何かが開く。冗談、悪ふざけ、遠巻きの応援。開かない。封印されていたのは、忌まわしい力ではなく、正しい知識だから。 #twnovel

posted at 03:44:13

それまでは、体験して知りえた出来事だけを、経験として記憶するだけでよかった。やがて、情報を有り得る事象として捉えるために、経験との対比する想像力が必要になった。そして、検索し収集し検証自体が体験であり、情報が体感を凌駕する寸前。人は考える能力を失い幸せになった。 #twnovel

posted at 03:20:50

2012年05月19日(土) 6 tweets

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しょうが焼きである。肉を焼くのだから、本来はしょうが風味醤油味焼肉などと表現するか、鉄板焼きしょうがタレ付けと、手段に申し訳なさそうにへつらうべきであろう。しかし、なぜか主役を張って堂々としている。茄子には下手に出てるのだが、肉に強気なのは当事者の事情だろうか。 #twnovel

posted at 21:28:59

「宇宙風呂です」無表情に語る自称科学者。背後には、ありふれた家庭用の風呂があるだけだった。ため息の代わりの質問に答え。「ハイパーリンクしたメタ環境とでも言いましょうか」割り込もうとすると。「一人で消えるのはどうもね」ポンと、栓を抜く音。空と地がごぼこぼと振動し。 #twnovel

posted at 18:48:16

橙色に染まり切った荒涼の大地に、黒い俄雨が広大な模様を描いていく。青く澄んだ海洋は干上がり、白い雲は千切れ飛んだ。紫の植物が山を覆い、大輪の花が藍色で斑に群生地を主張する。赤の肌に黄色の模様。背景に溶け込まない獣たち。緑の太陽が沈む。くっきりとした虹色の景色に。 #twnovel

posted at 13:41:47

一人じゃ生きられない。また、愚痴を言ってしまう。黙って聞いてくれるかい。いつものように。だけど、君だけじゃあ寂しかったんだ。でも、文句は言わないよね。静かなのが好きなんだ。今度の子は向い側の壁にするよ。見えないから平気だろ。許してくれるなら、新しい壁紙を貼ろう。 #twnovel

posted at 02:25:03

艶やかな麺から、オリーブオイルの香りが立ち上がる。白い皿がまさに宇宙のようだ。私は、マイ箸をポケットから取り出し、一礼をしてパスタを数本すくい取ろうとした。その時、師の声が頭に響く。「ルーク、フォークを使え」私は恥をかかずに満足を得た。『スパゲティウォーズより』 #twnovel

posted at 01:04:01

「ほら、日食観測グラス。いやぁ、これで、何十年かに一度の、だったよね。金環日食が見られるんだ。でもさ、粗悪品だと目を痛めるから蛍光灯とかを。おお、見えない。君の姿は見えるぞ。ボクの太陽」「いつの間に月から太陽になったか知らないけど、あなたが話してるの、冷蔵庫よ」 #twnovel

posted at 00:31:23

2012年05月18日(金) 2 tweets

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「つぶや機です。この箱に向かって誰に聞かれてもいいことを語ってください。人の悪口などを吹き込みますと。ほら、燃えますね。もっと大きな物ですと、こちらの嘘つ機になります。時事などを語りますと、ごらんのとおり山が炎上します。やだなぁ、作った私どもに文句を言われても」 #twnovel

posted at 23:02:49

揺れた。すぐ非常袋を握りしめて駆け出る。用心は習慣にしないと意味がない。無防備だった過去は封印した。今回は弱震だったけど、大きな揺れは今もある。どこで出会うか解らない。失恋の痛手はもうお断りだ。惚れっぽい心が揺れるだけなら逃げられる。袋の中にクマちゃんも居るし。 #twnovel

posted at 21:53:06

last update 06/05 14:38

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