【今日の季語2715:別記⑥】中国あるいは外国到来の物品などに「唐」字を冠することは、トウモロコシ・トウガラシ・トウグワ(唐鍬)・トウミ(唐箕)など、その例は少なからず見られるので、トアミもまたそのような由来を持つ漁具であったと考えられる。#jhaiku #kigo
posted at 05:33:49
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【今日の季語2715:別記⑥】中国あるいは外国到来の物品などに「唐」字を冠することは、トウモロコシ・トウガラシ・トウグワ(唐鍬)・トウミ(唐箕)など、その例は少なからず見られるので、トアミもまたそのような由来を持つ漁具であったと考えられる。#jhaiku #kigo
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【今日の季語2715:別記⑤】「唐網」という呼称が存在したことは室町末期以降の文献によっても明かである。そのタウアミがトウアミを経てトアミに転じるとともに語源が忘却され、網を"投"じる意を表すに相応しい「投」字が当てられたものであろう。 #jhaiku #kigo
posted at 05:21:28
【今日の季語2715:別記④】明治期に大槻文彦の編んだ『言海』<1884>には「とあみ 投網」の見出しが立てられ「唐網ノ約」の語源解が示されている。上記に基づけば現行のトアミの語形とその漢字表記「投網」が生まれたのは明治前半期頃のことと見られる。
posted at 05:19:43
【今日の季語2715:別記③】幕末にヘボンの編んだ『和英語林集成』初版<1867>に収める「Toami,トアミ」は《鳥網》の意に用いるもので、《投網》の語義はない。これに当たる語は「Tōami,タゥアミ」で「唐網」の漢字表記が添えられている。 #jhaiku #kigo
posted at 05:03:00
【今日の季語2715:別記②】「投網」の通用表記は語義の面から見ればもっともらしいが、トウの字音を持つ「投」字がトアミのトに引き当てられているところに腑に落ちないものが残る。何らかの歴史的事情が潜んでいるにちがいない。 #jhaiku #kigo
posted at 05:02:00
【今日の季語2715:別記①】投網の投げ方は二つに大別され、一つは土佐流、もう一つは細川流と呼ばれる。使用する網は後者の方が大きいが、いずれにしても多年にわたる修練が必須。例句は自身の投網の技量が父には遠く及ばないことを嘆じたもの。 #jhaiku #kigo
posted at 05:01:00
【今日の季語2715】投網(とあみ):三夏の生活季語「川狩」の個別漁法の一つにあたる傍題。周囲に多数の錘を付けた円い網を円錐状に投げ拡げて水中の魚群を一網打尽にする。◆生れ来て父の投網に屈しけり(永田耕衣) #jhaiku #kigo
posted at 05:00:03