「決」という時はさんずいが付いていることから分かるように、中核的な意味は堤防が決壊するという意味である。「決定」の「決」はここから派生した意味だが、意思決定とは、堤防の決壊のようなものだ、という意思観は興味深い。
posted at 10:00:00
Stats | Twitter歴 4,027日(2011/06/17より) |
ツイート数 7,276(1.8件/日) |
表示するツイート :
「決」という時はさんずいが付いていることから分かるように、中核的な意味は堤防が決壊するという意味である。「決定」の「決」はここから派生した意味だが、意思決定とは、堤防の決壊のようなものだ、という意思観は興味深い。
posted at 10:00:00
独占禁止法とは、独占という方法を国が独占するための法律である。
posted at 17:30:00
しかし、「新」はその後中国語で同音の〈あたらしい〉という語を表すために仮借され、そちらの意味がむしろ主流となってしまったので、本来の意味を表すために、草冠を足した「薪」という字が作られた。「辛」と「木」は、横棒が融合して「亲」という偏になり今に至る。
posted at 21:00:25
@drpamda コメントありがとうございます。僕の問題意識がまだうまく言語化できていないのですが、かつては心なんて存在しない、とまで主張した行動主義にとって、〈体験〉ってそもそも何なんでしょうね、ということを考えています。行動主義者がそんなものを認めていいんでしょうかね。
posted at 17:39:29
「新」という漢字は字源学の要点を例示する要素が詰まっているな。まず漢字の成り立ちのほとんどは形声であり、「新」も声を表す「辛」と、意味を表す「木、斤」の会意からなる。「木と斤(斧)」という意味で、「辛」という読みであったことから、本来この字は〈薪〉を表していたことが分かる。
posted at 17:30:11
行動療法が体験を重視するのはなぜなんだろう?行動が変わることが重要なら、体験の有無は無関係ではないだろうか。体験の重視というのは、思考という「行動」の禁止を指しているのではないか。
posted at 17:00:14
哲学的に病むためには、若くて健康的でないといけない。
posted at 10:00:15
そういえば、博多は”many doctors”ということで、今日は沢山のdoctorが博多にいることになる。
posted at 18:52:05
邦訳が出るんだな。しかしこのタイミングが自分にとってはベストだったかもしれない。一年前に出版されていたら、中国語をもう一度勉強しようとは思わなかっただろう。 https://twitter.com/tohoshoten/status/1537277314727194624…
posted at 19:52:58
【宣伝】
博多で開催されている精神神経学会で、明日シンポジウム開催します。
精神疾患の境界と本質―精神医学の哲学の観点から―
日時:2022年6月17日(金) 10:40~12:40
会場:N会場(福岡国際会議場 4F 411)
司会:村井俊哉
シンポジスト:植野仙経、榊原英輔、鈴木貴之、田所重紀、信原幸弘
posted at 18:19:30
主体化というのは、自己の客体視を通して行われるというのは、そのまんまフーコーの主張した論点である。が、人にどう見られているかがわかる、というのはどう考えても近代以降にはじめて登場したものではなく、原始の人間社会においてでさえ、重要な認知的能力だったはすだ。
posted at 19:00:15
New t-shirt today for dog walk https://pic.twitter.com/t6bVl906XC
Retweeted by Eisuke SAKAKIBARA
retweeted at 12:20:02
ピンチな時ほどダメな人を味方に引き入れてしまい、さらに自滅の道に進んでしまうことがある。
posted at 21:30:00
「磁石」はかつての「慈石」と書かれていた。鉄を、慈しみの力で引きつける石だと考えられていたのである。
posted at 10:00:31
阪大病院、面会制限厳しかったんだなあ https://twitter.com/osakauh_infect/status/1534750711854301190…
posted at 21:34:06
「認」の簡体字「认」は形声文字だが、「隊」の簡体字「队」は会意文字(崖から人が落ちる様を表しており、「墜」の初文)なんだな。ちなみに、「认」と「信」は偏とつくりが入れ替わっただけでも、字が異なる場合があるという事例になっている。
posted at 17:30:16
ナショナリズムというのは、エリート層の自由を奪い、一般大衆のことを見捨てさせないよう強要する、という効果を持っている。だから、エリート層がナショナリズムの弊害を説くのは、COIのある主張であるという自覚がエリート層の側に必要である。
posted at 17:00:00
BPSモデルの真の発案者だとされるロイ・リチャード・グリンカーは、「誰も正常ではない」の著者のロイ・リチャード・グリンカーの祖父なのか。三代にわたって同姓同名というのは紛らわしいな。
posted at 19:00:07
ある種の社会運動は、ゲーテッドコミュニティ内の美化運動をしようとしているようにしか見えないことがあるんだよな。
posted at 21:30:17
だから、「〇〇さんのニーズは××だ」といった話法を使ってくる人には、「〇〇さんの、何にとってのニーズですか?」と明確化の質問をした方がいい。
posted at 10:00:16
Nordenfeltは、「ニーズ」という概念を健康の理論に使うことに否定的だった。その理由は「ニーズ」というのは本来3項述語(AはBのためにCを必要とする)のはずなのに、「Bのために」の部分を省略して「AにはCが必要だ」と使うことが多いために、肝心なことが曖昧なままとなってしまうからである。
posted at 21:00:14
象徴としての国王と、傀儡としての国王というのは何が違うんだろうか?
posted at 17:30:15
「旅人」向けの「ガイドブック」を、「村人」が書くべきなのか問題。ガイドブックは、「村人」よりも「通の旅人」が書くべきではないか。というのも「旅人」が異国の地に抱く関心の持ち方の順序は、「村人」のそれとは異なるからである。
posted at 22:00:19
人に頼まれた仕事を最優先に片付けるのは、頼んだ人のために行う利他行動というよりは、即時報酬に対する嗜癖である。
posted at 19:00:00
評価的な形容詞を加えれば加えるほど、時間が経ってから見直したときに陳腐化するので、なるべく加えないほうが良い。
posted at 17:30:12
例えば強迫性障害では、長時間手を洗う行動(突出した症状)の不合理性は自覚していても、自分が不快になったら手を洗う、という習慣(裾野の症状)には問題意識を抱いていないことが多い。強迫性障害の治療では、この裾野の部分に対して、病識を持ってもらうようにする心理教育が重要になる。
posted at 17:00:00
精神疾患で病識がないケースというのは、ごく一部の重症例だけではない。多くの病識があるとされる精神疾患でも、本人が病識を持っているのは症状の最も突出した部分に対してだけであって、その突出した部分を下支えしている裾野の部分に対しては病識がないことが多い。
posted at 10:00:00
「蛇矛」の「蛇」は「鉈(短い矛)」の通借字で、「蛇矛」は単に矛を指す二字熟語であり、蛇のように刀身がうねった矛のことを意味するわけではない可能性がある。
posted at 17:30:07
中国で、問題のある記事がすぐ検閲されて削除されるのを「秒刪」というのか。「秒殺」みたいだな。
posted at 21:48:01
年を重ねてくると、人生の転機で、これまでの生き方と変化を求めるとしても、〈ポーカーでカードを5枚全交換する〉みたいなことはできなくなってくる。環境や関係が大きく変わったとしても、中核的な部分は変えられないし、変えない方が良い。
posted at 18:00:30
これまで女性が家庭で都合のよい存在として扱われていたように、男性は職場で都合のよい存在として扱われてきた。男性がもっと職場で頑張らない存在になり、家庭で頑張ることで、女性が職場で頑張ることができ、そして頑張らなければならない状況を作り出すことが、女性の社会進出促進には必須である。
posted at 22:00:25
最近複数の後輩の男性医師が、育休を取ったと風の便りで耳にした。男性育休は男女共同参画に向けた働き方改革の中核であり、この変化は心から応援したい。
posted at 19:00:00
精神医学において精神疾患の物象化が批判されるのと、特倫理学の流行下で徳の物象化が批判されるのは、ポジティブなな特性がネガティブな特性がという違いはあるが、パラレルな問題意識である。
posted at 21:00:18
アナロジーによる理解は、新しい現象を早く大雑把に理解するのには役立つが、正確ではない。
posted at 17:30:05
スラム街というのは違法な居住区、あるいは行政の管轄外の居住区のことなので、スラム街の生活こそ、生権力が及ばない世界の生活に他ならないんだよな。
posted at 21:30:09
カプースチンってウクライナ出身だったのか。
posted at 10:00:00
「電話に線があった時、人間は自由だった」 https://twitter.com/IrenaBuzarewicz/status/1524602635982196736…
Retweeted by Eisuke SAKAKIBARA
retweeted at 01:06:12
#判例紹介👀
大学医局への入局が内定したものの最終的に入局を拒否されたドクターが大学に対して雇用契約上の地位にあることの確認を求めたところ、医局への内定が大学との雇用契約の内定に当たるとはいえないとして地位確認が認められなかった事例。
東京地裁R3.11.9
Retweeted by Eisuke SAKAKIBARA
retweeted at 23:48:12
嫌いなこと、嫌なことでも、全くやらないのではなく、ちょっとだけはやるというのが幸福にとっても、成功にとっても大事だと思う。
posted at 21:00:48
そもそも全ての人間以外の生物、そして人間でもつい少し前までは、何十億年もの間、資源が不足して窮乏するという問題を「解決」するために、仲間同士で争って口減らしをするという方法を用いてきた。戦争はその一事例に過ぎない。人類の知恵は、この生物の宿命を乗り越えることができるだろうか?
posted at 17:30:16
戦争というのはかつて、効率的な「福祉」対策だった。なぜなら戦争に勝てば侵略した土地から食糧を奪うことができ、戦争に負ければ貧しい人が死ぬので、いずれにしても飢えた人がいなくなり、問題が「解決」するからである。
posted at 21:48:00
お笑い芸人の訃報を聞くと、心の動揺が隠せない。普段お笑い芸人は、〈死〉から1番遠い存在のように感じるからだろう。
posted at 18:00:30
Universal Curiosity@UniverCurious
https://pic.twitter.com/tjRSi6YN2P
Retweeted by Eisuke SAKAKIBARA
retweeted at 11:30:33
ある事柄について、その時代の最も優秀な人が、「過去の二番煎じだ」という屈折した意識を持つことなく素直に王道の話をすることができることこそが古典の偉大さである。現代には過去の偉人より優秀な人などはいくらでもいる(人口の観点からいって)が、この一点において、現代は過去に敵わない。
posted at 21:00:17
対人関係の問題を性の問題に変換してしまうのを「性愛化(sexualization)」と呼ぶが、さまざまなフラストレーションを、食べることで解消しようとするのは「食欲化(appetization)」と呼んでもよいだろう。
posted at 17:30:16
医師にとってのillness体験は、QOMLという概念とも関連しているだろう。
posted at 16:13:21
クラインマンのdiseaseとillnessの区別は有名だが、これにはもう一つ、「医師にとってのillness体験」という領域を加えるべきかもしれない。これは治療の苦労、リソース配分に四苦八苦する体験を含む領域である。diseaseといは医師と患者が価値観を共有できる数少ない領域なのでは視点が出てくる。
posted at 17:00:15
論文をリジェクトされた時の査読コメントで”this paper is well written…”という書き出しを見て、とりあえず英語はしっかり書けていると判断されて良かったと思っていたが、グライス流の推意を読み解くと、「お前の論文は文法的正しさしか褒める所がない」という意味なのだと気づき、愕然としている。
posted at 10:00:00
池田剛介|『Jodo Journal 3』発売中!@kosukeikeda
つぶやき気分で原稿が進む20×7=140字の横書き原稿用紙を作成しました。3ブロックでおおよそ原稿用紙1枚分書けてしまう優れものとなっております。 https://pic.twitter.com/ZIfqQnnx1W
Retweeted by Eisuke SAKAKIBARA
retweeted at 18:46:56
第三に、バリアフリー的・ユニバーサルデザイン的対処が不可能だったり馴染まなかったりすることもある。特に知的障害や発達障害の場合は、彼らに合わせてユニバーサルなものを作るよりも、彼らに対してのみ特別な配慮をする方がよりよい支援を行うことができる。
posted at 18:00:16