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2021年09月08日(水)57 tweetssource

9月8日

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本日もツイートのみで失礼します 。
目次から。
それぞれについては、この後にスレッド形式でツイートします。
1) インドの国産ワクチン「ザイコブD」について
2) 大阪:10代の死亡例報告
3) DEXが不足する恐れ
4) イスラエル:4回目接種の準備

posted at 20:33:34

9月8日

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5) イギリスの音楽フェス:4700人感染のスーパースプレッディングイベントに
6) NZ:感染者数は減少傾向

posted at 20:33:35

9月8日

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妄想とは、完全に根拠を欠いているにもかかわらず、
それでも何かを信じることをいう。
(リチャード・ドーキンス)

posted at 20:34:09

9月8日

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イギリス国民はこの点でユニークです。
彼らは事態がどんなに悪くとも、
最悪の事態が伝えられることが好きな唯一の人々なのですから。
(ウィンストン・チャーチル)

posted at 20:34:31

9月8日

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●インドの国産ワクチン「ザイコブD」について
→8/23に新聞記事として紹介したものです。
世界初のDNAワクチンで、注射針不要の3回接種ワクチン。
臨床試験の結果がまだ公開されていないのに、承認・全国民接種決定というのが、乱暴というかパワフルというべきか・・・

posted at 20:39:08

9月8日

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→このワクチンに関するNatureの記事です。
安全性が証明されれば保存の安定性という有利さから、mRNAワクチンよりも途上国における切り札になるかもしれません。
有害事象が少なければ、boosterはDNAワクチンの1回接種でという戦略も考えられるか?

posted at 20:39:08

9月8日

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-----
・インドはSARS-CoV-2に対する環状DNAワクチンを用いた新しいワクチンを承認した。研究者らは世界初のDNAワクチンが承認された事を歓迎しており、これから他のDNAワクチンも続々と登場してくるだろうと述べている。

posted at 20:39:09

9月8日

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・ZyCoV-D(ザイコブD)は注射ではなく皮内投与(into the skin)される。臨床試験では症候性感染に対し有効率67%という成績であった。恐らくは今月中にはインドで接種が開始される見込みである。

posted at 20:39:09

9月8日

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有効率は他のCOVID-19ワクチンに比べて特に高いわけではないが、DNAワクチンであるという事が重要なのだ、と研究者らは述べた。

posted at 20:39:10

9月8日

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・小児免疫学の専門家であるPeter Richmond氏は、「これは世界レベルでCOVID-19を制圧する戦いの非常に重要な一歩だ。我々は利用可能な別の種類のワクチンを手にした事になるからだ」と述べた。

posted at 20:39:10

9月8日

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現在、世界で12種類近くのDNAワクチンの臨床試験が行われており、加えて少なくとも同数のワクチンが開発の初期段階にある。多くの他疾患に対するDNAワクチンも開発が行われている。

posted at 20:39:10

9月8日

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・インドのウイルス学者であるShahid Jameel氏は、「もしDNAワクチンが成功すれば、ワクチン学の新たな幕開けになるでしょう(really the future of vaccinology)。DNAワクチンは製造が簡単なのです」と述べた。

posted at 20:39:11

9月8日

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・RNAワクチンは臨床試験で強い免疫応答を素早く誘導し、世界中で数億人の人々に投与された。しかし、DNAワクチンは製造が容易であること、極低温での保存が必要とされるmRNAよりも安定性が高く壊れにくい(more stable)、という複数の利点がある。

posted at 20:39:11

9月8日

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・ZyCoV-Dは、インドの製薬メーカーZydus Cadila社によって開発された。8月20日、インドの医薬品規規制当局は12歳以上を対象に本ワクチンを承認した。28000人以上をリクルートした臨床試験では、発症者はワクチン接種群21人、プラセボ群60人であり、有効率は67%だった。

posted at 20:39:11

9月8日

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・ZyCoV-Dはプラスミドとも呼ばれる環状DNAを含んでおり、これにはSARS-CoV-2のspike proteinの遺伝子と翻訳に必要なpromoter配列がコードされている。プラスミドが細胞の核内に入ると、これを鋳型にmRNAが作られ、これが細胞質に移動してspike proteinが合成される。

posted at 20:39:12

9月8日

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これが免疫システムにspike proteinに対する特異的免疫応答を誘導させる。プラスミド自体は通常は数週から数か月で分解される。

posted at 20:39:12

9月8日

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・DNAワクチンは1990年第から開発が進められてきたが、課題は細胞質に到達すれば良いmRNAワクチンとは異なり、DNAワクチンは核内に到達する必要がある事だった。そのため、DNAワクチンは臨床試験で強い免疫応答を誘導する事が出来なかった。

posted at 20:39:13

9月8日

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・この問題を解決するため、ZyCoV-Dは筋肉内ではなく皮下に注入される(deposited under the skin)。皮下領域は免疫細胞が豊富であり、これらがワクチン粒子などの異物を貪食・処理してくれるのだ。これにより筋肉内に注入するよりも、DNAをより効率よく取り込ますことができる。

posted at 20:39:13

9月8日

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通常のワクチンとは異なり、針のない装置を皮膚に押しあてて、微細な高圧液流として皮膚表面に穴をあけるように注入されるものであり、注射よりも痛みが少ない。

posted at 20:39:13

9月8日

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・ZyCoV-DはこれまでのDNAワクチンよりも有効性が高いが、初期免疫を誘導するために最低3回の接種が必要である。これがロジスティック上の問題にはなりそうである。

posted at 20:39:13

9月8日

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・ZyCoV-Dの有効率はmRNAワクチンの90%よりも低いようにみえるが、Jameel氏はこの数字を単純に比較はできないと主張している。

posted at 20:39:14

9月8日

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インドにおけるZyCoV-Dの臨床試験はデルタ株が主要流行株の時期に行われており、デルタ株は従来株よりも感染力が強いからだ。「これはデルタ株に対する有効性であり、非常に良いと言える」。

posted at 20:39:14

9月8日

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・一部の研究者からは、後期臨床試験結果が公開されていない事から、承認プロセスの不透明性が批判されている。Zydus Cadila社は試験は現在も進行中であり、近日中に最終解析結果を提出すると述べている。

posted at 20:39:14

9月8日

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同社によるとインドでは9月より投与が開始され、来年初頭までには最大5000万回分の生産を行う予定である。

posted at 20:39:15

9月8日

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・COVID-19に対するDNAワクチンは他にも開発されている。大阪のAnGes社、Inovio Pharmaceuticals社はいずれも後期臨床試験に入っている。Inovio社は短い電気パルスを皮膚に当てることで細胞にワクチンが入り込む穴をあけるというタイプである。
-----

posted at 20:39:15

9月8日

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1) 感染者報告数
7日間移動平均の推移
→586→602→632→664→687→720→734(緊宣)
→757→791→823→882→946→1012→1068
→1100→1180→1278→1373→1386→1346→1454
→1554→1763→1955→2224→2501→2920→3105
→3214→3337→3479→3647→3820→3893→4037

posted at 20:42:35

9月8日

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3) 本日の全国の感染数・推移
大阪2012人、愛知1290人、神奈川1099人、
兵庫852人、埼玉779人、千葉610人、福岡572人、
沖縄413人、京都381人、静岡220人、茨城206人、
北海道180人、岐阜178人、広島150人、奈良139人、
群馬117人、岡山113人、三重111人、栃木110人、

posted at 20:42:39

9月8日

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→大阪:10代の死亡例報告
複数の重症化リスク因子を持っていたとの事ですが・・・
感染経路は不明ですが、この事例は学校での感染リスクを可能な限りゼロにする対策を講じるべき事を示しているように思えます。

posted at 20:42:42

9月8日

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→DEXが不足する恐れ
厚労省が「必要以上の入手を控えるよう求める」通知を出したと。
治療の必須薬である故に、「必要以上の」と言われても困る医療機関が多いかと思います。
現在でも自宅療養者への入院前の先行治療として、一定の成果を上げている可能性があるかと。

posted at 20:42:42

9月8日

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●世界の状況
米英の重症者数:
米国は7/7の3801人から62日間で20848人増(+336人/day)
イギリスは8/20の909人から19日間で153人増(+8,1人/day)

posted at 20:45:29

9月8日

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→イスラエル:4回目接種の準備
それがどんな悪いニュースであっても、我々は事実と向き合うべきです。
イスラエルの責任者から「4次接種の準備を始めなければならない」というコメントが出ました。

posted at 20:45:30

9月8日

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・気になるのはイスラエルとイギリスの違いです。
どちらも感染拡大していますが、感染者数増加に対応する死亡数の増加の割合が異なります。
イギリスは死亡者数の増加が抑えられているように見えます。
違いはアストラゼネカワクチンの一部使用と、2回目の接種間隔の違い(イギリスは長い)でしょうか?

posted at 20:45:30

9月8日

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もし後者なら、2回目から間隔を空けた3回目接種は、想定している抗体価上昇以上のbooster効果をもたらす可能性があるかもしれないと想像しています。

posted at 20:45:31

9月8日

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→イギリスの音楽フェス:4700人感染のスーパースプレッディングイベントに
8月に行われた5.3万人参加の音楽フェスの最終的結果です。
デルタ株の変異した亜種が拡散したようで、「フェスティバル株」と呼ばれているようです。

posted at 20:45:32

9月8日

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以下のなかなか厳しい条件下で実施された音楽フェスでした。
・24時間以内に行った抗原検査陰性
・2回のワクチン接種完了
・PCR検査で陽性判定が出てから10日以上経過して自然免疫保有
のいずれかの証明を入場ゲートにて提示。
・マスク着用は奨励するが、義務ではない。

posted at 20:45:32

9月8日

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→NZ:感染者数は減少傾向
感染者はオークランドに限られ、感染者数もピークの85人から15人へ。
今回も封じ込め成功の可能性が高そうです。
しかし市中感染者1名確認時点でロックダウンというこれ以上ない速さでしたが、これだけ制圧には時間がかかっています。
デルタ株恐るべしです。

posted at 20:45:33

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