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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

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2018年09月21日(金)43 tweetssource

7時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

(ニンファレンス報告:シティにタイムシフターが帰ってきた。彼は更新が非常に深夜に及びぎみである事を重大視し、シーライフ懸念を解消するために、ニンビットを始めた。今後、更新時間はヘルシーな時間に終わる事になる。つまり、午前0時前頃には連載を終える事になる。→)

posted at 16:07:59

7時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

(→ タイムシフターは深夜更新をかなり強く制限した。シフトがコンプリートされたのだ。この制限は強く、ある程度区切りが悪い場合でも、その日の連載は終わり、近日に続く形をとる。これに伴い、一回の連載はツイート数がおおむね少なくなり、一つのエピソードのセクション数は増えるだろう →)

posted at 16:12:22

7時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

(この制度は本日より行われる。今後、シーズン最終話の最後の最後の激闘等で制限が破られる可能性は僅かに有る。だが、極めて僅かな確率だ。ニンジャアトモスフィアの欠片を集め、相手ニンジャヘッズの脳に送り込む。そうやってシーライフを守っていくのだ。未来へ……フォーエバーに)◇以上です◇

posted at 16:19:37

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

(「ゾーイ=サン。気持ちを静めろ。苦しむことはない」口をついて出た言葉は彼女の後悔と自省の気持ちをなお強めただけだった。この娘の境遇に感情移入し過ぎている。ゾーイから身を離そうとするが、ゾーイの方からザルニーツァを拒絶し、突き飛ばした。「離れろ!」 )

posted at 21:36:33

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

(ゾーイの怒りが苦悶に変わった。彼女は熱いものから身を離すように、首飾りを外した。今やまともに触れられぬほどに赤熱するその首飾りは、八方向、ランダムな方向に刃が飛び出したスリケンだった。)

posted at 21:38:00

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「どうした」ザルニーツァは奇妙なスリケンの首飾りを見た。もはやゾーイは持っていられず、床に落とした。スリケンは真っ赤に染まり、絨毯の焦げるにおいがした。「う、あああ」ゾーイは頭を抱え、膝をついた。「ダメだ……ダメだ」「……!」ザルニーツァは、目を疑った。部屋を見渡す。 1

posted at 21:40:46

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ゴーン……ゴーン。奇妙な音が聞こえた。この場所で聞こえる筈のない音だ。ザルニーツァの視野にノイズが走り、見えないものが見えた。それは何処とも知れぬ荒野であり、黒いトリイの光景だ。「グ……!」ザルニーツァは頭を押さえ、よろめいた。幻視は消えた。何らかのジツの攻撃か!? 2

posted at 21:43:04

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ただならぬアトモスフィアだ。ここに居てはならない。ザルニーツァは本能的にそう感じ、ゾーイの手を掴んだ。「来い」ゾーイに抵抗する力はない。ザルニーツァはゾーイの手を引き、床のスリケンはそのままに、部屋を飛び出した。等間隔にカドマツが飾られた冷たい通路を、足早に進む。 3

posted at 21:45:59

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

正体不明のジツの使い手が、ゾーイを奪還に来ている。ザルニーツァは警戒する。最もありうるのは、ゾーイと共に暮らしていたグレイハーミット。あの男のジツの底はいまだ知れない。生きているとなれば、こうした遠隔攻撃を仕掛けてくる可能性も十分ある。だが娘に等しいゾーイを巻き込むだろうか。4

posted at 21:50:07

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「クソッ……!」ザルニーツァは頭を振った。ボスの……シンウインターのもとにゾーイを連れてゆき、判断を仰ぐべきだろう。このエッジカムの宮殿において、最も安全な場所は当然、彼のもとだ。この廊下も嫌な空気だった。情景が描き直されたような不快感がまとわりついている。 5

posted at 21:54:04

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

そのまま、どのように宮殿内を進んだだろうか。「「「グルグル……グルグルグル」」」喉を鳴らすような笑い声があちこちから聞こえた。ザルニーツァは立ち止まり、身構えた。その笑いはワイズマンにはなじみ深いものだ。柱の影が染みめいて広がり、隆起して、うずくまるローブ姿のニンジャになった。6

posted at 21:56:55

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「ドーモ。ザルニーツァ=サン。カシマールです」彼は床にへばりつき、ドゲザに近い姿勢でアイサツした。「ドーモ。カシマール=サン。ザルニーツァです」ザルニーツァもアイサツを返す。彼女は胸を撫で下ろした。半ば狂ったような言動をとるニンジャだが、ボスへの忠誠は確かだ。……本当に? 7

posted at 22:01:08

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「ウフフフ……ク、ウクッ、ウクッ、ウクッ」カシマールは再び笑い出し、その笑いは嗚咽にかわった。「ウウ……ザルニーツァ=サン。あ、暖かさが、お分かりになられる?」「……なにを?」ザルニーツァはつとめて平静に振る舞う。彼女は厳密にはゾーイを連れ歩いていい立場ではない。 8

posted at 22:03:47

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「身体……完全性……高まっておりますぞ。スシ……とても……ウフッ」カシマールはザルニーツァを指さした。「健やかで……何よりです……これで戦えまする……」「サイグナス=サンのイクサは?」「近…こんなに近い。嗚呼」カシマールはにじり寄った。掴んだ手を通して、ゾーイの緊張が伝わる。 9

posted at 22:07:38

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「見えた筈。あれが」闇の中から彼は確信めいて言った。「貴方にも見えた筈。感じた筈。でなければ、そのようにエテルは乱れませぬ」「何を」「さあ!」カシマールは伸びあがった!ザルニーツァよりも身長が高い!「渡すのだ!その娘を!こちらへ!」「アイエエエエ!」ゾーイが悲鳴を上げる! 10

posted at 22:10:37

1時間前

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「何を考えている!貴様!」ザルニーツァはゾーイを庇い、後退した。「この娘はボスのものだ!乱心したか!」「イ!ケ!ナ!イ!」カシマールのローブの中から影が噴出する!ザルニーツァは瞬時に状況判断し、カシマールにワン・インチ・パンチを叩き込んだ!「イヤーッ!」「グワーッ!」 11

posted at 22:13:15

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ローブは壁に叩きつけられ、べしゃりと潰れた。影が闇に逃れた。別の柱の陰から再びカシマールがにじり現れた。「理解が、た、足りませぬ。それは貴方の罪ではない……あ、暖かさを……もっと。そうすれば。絶対に。絶対に!」「イヤーッ!」「グワーッ!」カラテ!「アイエエエ!」ゾーイの悲鳴!12

posted at 22:15:46

1時間前

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「来い!」ザルニーツァは再びゾーイの手を取り、走り出す。後ろで無数の影が沸騰する。厄介だ。カシマールの「墓暴きの虫」たち。正気と狂気の境にあるニンジャであったが、その強力極まるジツゆえに重用されてきた。それが……よりによって今この時に乱心など!彼女は歯噛みし、氷の間を目指す! 13

posted at 22:18:16

1時間前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

やがて彼女の行く先、ボンボリライトに照らされる大きなシルエット!ザルニーツァは安堵した。説明責任、ケジメ、警告……様々な心配をしてしかるべき時であったが、まず彼女は安堵した。孤児院に現れた時と同じ、あの絶対的な姿……「ボス」「どうした」逆光で、シンウインターの表情は見えぬ。 14

posted at 22:21:51

1時間前

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「アイエエエエエ!」ゾーイが悲鳴を上げる!シンウインターは一歩踏み出す。「ゾーイか。お前が連れて来たのか、ザルニーツァ?何故連れてきた。これは部屋にしまっておいた筈だぞ」「離せ!」ゾーイは半狂乱でザルニーツァから逃れようとする。離さぬ!「カシマールがこの娘に危害を!」「何?」 15

posted at 22:23:46

1時間前

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明かりの角度が変わり、眉間に皺を寄せるシンウインターの表情が見えた。「奴が?」「乱心……あるいはなんらかの叛意をもって、この娘を……」「……」シンウインターはしばし考えた。「それは、ありえん」確信があった。「ですが……」「奴はサツガイの祝福を受けている」「サツガイ……?」 16

posted at 22:27:54

1時間前

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「ああ、わざわざ説明する必要もなかった事だ。お前には、知る必要がそもそもない」不穏なアトモスフィアがあった。「ナァグ……ナァグ……グルグル」ザルニーツァの背後の影が膨れ上がった。「ドーモ。シンウインター=サン」「ドーモ。カシマール=サン」「ザルニーツァ=サンが、ご乱心を」 17

posted at 22:32:03

1時間前

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カシマールはくぐもった声で伝えた。「この娘を部屋から逃がし、何処ぞへと」「……!」ザルニーツァはカシマールを睨んだ。殺意が膨れ上がる。それから彼女はシンウインターを見た。ゾーイは極度の緊張状態にあり、歯を食いしばって震えている。シンウインターは、頷いた。「そのようだな」 18

posted at 22:35:22

54分前

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「暖かさに……慄いたのでございましょう」「ま、仕方のない事だ。何も知らぬならば、警戒するのも当然だ。ザルニーツァ。お前が何故ゾーイのもとを訪れていたか、その点は疑問だが、それもいい。お前を許そう」シンウインターはザルニーツァの肩に手を置いた。「このガキはサツガイに与えるのだ」 19

posted at 22:41:21

51分前

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ザルニーツァの喉はからからに乾いていた。「与えるとは。サツガイとは」「……祝福……」カシマールが呟いた。「然り。祝福者であり、上位の存在だ。ポエットめいた絵空事に聞こえるだろう?いちいち説明するのも面倒だと考えるのも、道理だろう」シンウインターはつまらぬジョークめいて苦笑した。20

posted at 22:44:31

44分前

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「まあ聞け。愛しいザルニーツァよ。……カシマールはかつてサツガイの来訪を受け、力を得た。そして多少個性的になったものだ。当然、俺はサツガイの再訪を望んだ。俺の……そう……祝福者ならば、俺のニンジャソウルの力を引き出せるだろうからな」脳裏に浮かぶのは、氷の間の巨大化石。 21

posted at 22:51:17

41分前

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「だが、祝福者たるサツガイが再び現れる事はない。それを求める者……サンズ・オブ・ケオスなどというIRC-SNSも存在したようだな。ンッンッンッ……サツガイが俺のもとに現れたのは最近のことだ。その時には、奴はもはや祝福者ではなかった。俺は……そうだな……多少落胆したかもしれん」 22

posted at 22:54:37

36分前

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「今しばらくの辛抱にて」カシマールが厳かに言った。シンウインターは頷いた。「お前がそう言うなら、そうなのだろうな。お前が俺のもとへ奴を連れてきたのだから」「もはや待ったなしでございます」「その……サツガイとやらが……このゾーイを求めている、ゆえに与える、と?」「惜しいがな」23

posted at 22:59:05

32分前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「しかし、この娘の力を用いねば、エメツの……」「ンッンッンッ、オマークの稼動は忙しくなろうな。面倒な事だが、最も優先すべきは、家族だ」シンウインターは虚無的な目でザルニーツァを見つめた。「サツガイはサツガイなりの理由をもち、そのガキを求める。ならば応じる。絶好のネゴシエートだ」24

posted at 23:03:20

27分前

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「しかし……!」ザルニーツァは躊躇した。脳裏に黒いトリイの光景がフラッシュバックした。ゾーイを待ち受ける運命に一片の希望も無いであろう事はいやでもわかった。「ザルニーツァ。愛しい我が娘よ」シンウインターが肩に置いた手に力を込めた。「家族は大事だ。俺は家族の為に全力を尽くす」 25

posted at 23:08:07

22分前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「……お父様」ザルニーツァはシンウインターの空虚な目を、真っすぐに見返した。カシマールが彼女の強力なアトモスフィアを敏感に感じ取り、強い日光を避ける地虫めいて後ずさった。彼女は訝しむ父に向かって言った。「貴方は並ぶものなきカラテと暴力でシトカを支配してきました。貴方自身の力で」26

posted at 23:13:34

16分前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「なにか意見があるか」シンウインターは問うた。ザルニーツァは言った。「貴方の望みはカラテでは得られないものですか?その妖術師の示すがまま、この娘を犠牲にしなければ、手にできぬものなのですか?」「そうだ」シンウインターは答えた。「俺はシトカの父だ。家長には責任がある」 27

posted at 23:19:36

12分前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

シンウインターの目は表情を動かさない。「冷徹なる父の存在と暗黒のカラテがなくば、家族は守れぬ。今お前がそれをわかる必要はない。子は親に従えば、それでよい」「……!」ザルニーツァは呻いた。足元の重力が失せたような錯覚が襲ってきた。目の前に、恐るべきニンジャが立っている。 28

posted at 23:23:38

10分前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ザルニーツァは奥歯を強く噛みしめた。挫けかけた己を強いて、カラテを引き出そうとした。イサライト・アーマーが応えた。ザルニーツァはシンウインターの手を跳ねのけた!「イヤーッ!」「ウヌッ」シンウインターは意外そうにした。微かに怯んだ隙に、ザルニーツァは再びゾーイの手を取ろうとした。29

posted at 23:25:53

7分前

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

シンウインターは右腕を掲げた。丸太めいた力強い腕を、超自然のオーロラの輝きが這った!「イヤーッ!」ザルニーツァは拒絶する!ポン・パンチを繰り出す!「イヤーッ!」シンウインターはオーロラを纏った腕を振り下ろした! 30

posted at 23:28:05

2018年09月20日(木)3 tweetssource

9月20日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

◆忍◆
ニンジャ名鑑#0139
【ノブザメE】
頑強な装甲と力強いカラテで戦う、旅の人型ロボット。かつてキョート・ガイオンのリキシャー警備ロボット(高性能ゆえにフルサイバネティクスの人間と誤認されていた)であったが、オーバーホールされた結果、更に強力なAI自我と戦闘能力を手に入れた。
◆殺◆

posted at 22:16:39

9月20日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

◆忍◆
ニンジャ名鑑#0140
【ドクターマトモ】
暗黒メガコーポの資金援助を良しとせず、「夢と希望と子供達の健やかさ実現の為に科学研究に邁進する」老科学者。ガイオンでノブザメEをオーバーホールしパトロンとなった。かつて教え子であった邪悪な武器商人、ドクタードーモを宿敵視している。
◆殺◆

posted at 22:23:42

2018年09月19日(水)27 tweetssource

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「アダナス社のシステム・オマークを用いた、人体由来のエメツ人工精製。真実か?」サツバツナイトは単刀直入に問い返した。カークィウスは「ハ!」と一声笑い、答えた。「不遜の次は好奇心か。どちらも致死の病よな。そこまで知るならば当然、生かしては返さぬ。貴様の素性全て吐き出させ、殺す」 26

posted at 00:01:16

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ニンジャ同士の殺意が庭に凝集した。だがそれで終わりではなかった。彼らはカラテを構え……「!」瞬時の状況判断ののち、背中合わせに立った。彼らがくぐってきた黒白の縞幕が開き、一人のニンジャがゆっくりとエントリーしたのである。「ドーモ。サイグナスです。どうやら間に合ったようだな」 27

posted at 00:06:29

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「始めるところだ、サイグナス=サン」カークィウスが咎めるように言った。サイグナスは鼻を鳴らした。「ならば二人がかりといこうか。割り込ませてもらうぞ」「当然だ、ワイズマン」カークィウスが頷いた。「役に立て」「こいつらには借りがある。この手で葬れるのは僥倖だ」 28

posted at 00:11:27

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ニンジャスレイヤーはカークィウスに。サツバツナイトはサイグナスに正対する。サイグナスは目を細める。「二人がかり……フン……二人では済むまいな。お互いにな……」その身体の輪郭がブレ始める。ブンシン・ジツの予兆である! 29

posted at 00:13:17

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ドアノブに手をかけた彼女は、入室前に息を止め、一度俯いた。俯きながら、そんな己に、恥に似た困惑を覚えた。彼女は……ザルニーツァは息を吐き、入室した。かつての自室に。ゾーイは部屋の隅、木人の陰に座っていた。少女は強烈な憎悪の眼差しをザルニーツァに向けた。 31

posted at 00:20:40

9月19日

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ザルニーツァはフルメンポを脱ぎ、小脇にかかえる。彼女は既にイサライト・アーマーで身を鎧っている。高濃度の酸素とともに濃縮オンセンを循環させるテアテ・カプセルとスシ・エッセンスの点滴。カタナ社に由来する先端治療により、彼女は短時間のうちに戦闘継続可能な状態まで回復している。 32

posted at 00:24:22

9月19日

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「何の用」ゾーイは立ち上がり、拳をかためた。「やめておけ。無駄だ」ザルニーツァは言った。彼女はホテルのスイートルームめいて広い部屋を見渡した。「……ここは変わらない。私が使っていた部屋だ。せいぜいくつろぐがいい」「それじゃルームサービスを呼んでよ」ゾーイは剣呑に切り返した。 33

posted at 00:30:07

9月19日

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「クマのぬいぐるみでも欲しいか?」ザルニーツァは冷たく言った。ゾーイは少し躊躇った後、挑発的に、威圧的表情のクマのぬいぐるみを「取り出し」、床に投げ捨てた。01のノイズが散り、ザルニーツァは微かにカラテ警戒する。やがてノイズは消えた。「そうやって会いに来るのが好きなのね、アンタ」34

posted at 00:34:00

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ゾーイは木人を掌でバシバシと叩きながら、毒づいた。「ここがアンタの部屋?こんな木人が用意されて。笑っちゃうよね」「……そうとも。カラテを鍛え、ボスに貢献する。その為のものだ」「……」ゾーイはザルニーツァの回答に、やや困惑した視線を返す。棚の写真立てに、旧い写真。埃を被っている。35

posted at 00:38:40

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「で。何しに来たの」ゾーイは再度尋ねた。「自分の部屋をアタシが使うから、文句を言いに来た?」「……」何故?ザルニーツァは自問する。写真立てを取り、裏返す。この部屋は今の彼女が来るべき場所ではない。なにしろゾーイの監禁場所だ。見咎められれば、場合によっては申し開きの必要すらある。36

posted at 00:45:21

9月19日

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「……諦めろ。諦めて、ボスに従え。それを言いに来た」ザルニーツァはゾーイの目を見て言った。「ここはエッジカム火山の中だ。ニンジャスレイヤーがお前を取り戻しに来た」ゾーイの表情に、ひととき、歓喜と心配が入り混じった。ザルニーツァはそれを打ち消すように言った。「だが、無駄だ」 37

posted at 00:49:30

9月19日

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「なぜ」「奴は死ぬ。カークィウスとサイグナスが奴を迎え撃った。どちらも、過冬で最も強いニンジャ達だ」「アンタみたいに?だけど、アンタじゃ止められなかったよね」「震えているぞ」ザルニーツァは言った。ゾーイは怯んだ。「アイツは強いよ」「サイグナス=サンは……最強ではない。わかるか」38

posted at 00:55:38

9月19日

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「……」「最も強いニンジャの一人だが、最強ではない。仮に彼を倒したとして、ニンジャスレイヤーを待つ運命は変わりはしない。そういうことだ。このシトカの海が、奴のオブツダンだ」「うるさいなあ!そんな事を言いに来ただけなら、帰ってよ……帰れ!」ゾーイがザルニーツァを押そうとする。 39

posted at 00:58:09

9月19日

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ザルニーツァは当然、苦も無く彼女の手首を掴み、逸らした。「私の部屋だ。私が決める」「くだらない。暇潰しに来たの?」「そうかもな」ザルニーツァは答え、目を閉じ、また開いた。「……私はお前と同じ孤児院にいた」彼女は言った。ホテルで呟いた言葉を続けるように。「そして、ここに来た」 40

posted at 01:03:52

9月19日

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「それで、なに」「ボスは私に全てを与えた。お前にも、そうするだろう。ボスが必要としているのは、お前の力だ。だから、お前をいたずらに傷つける事はない。自暴自棄になるな、ゾーイ=サン。それは誰の為にもならない。つまり、なによりも、お前の為にならない」「……」 41

posted at 01:08:19

9月19日

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ゾーイは俯いた。やがて言った。「銀の浜辺のハーミットは、アタシの力が無ければ、死んでしまう」「死んでしまう?……そうか」ザルニーツァは心臓を貫いた相手の顔を思い浮かべる。あれで生き延びたか。「それで?」「助けて。アイツを助けて」 42

posted at 01:18:08

9月19日

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「どうやって」「アタシを銀の浜辺に連れて行ってほしい。そうしたら……」「協力するのか?お前は大人しくエメツを吐くのか、それで」「……そうすれば」ギュッと閉じたゾーイの目から、涙がこぼれた。ザルニーツァは考えを巡らせた。胡乱な隠者の一人二人。「そうか。ボスに掛け合ってもいい」 43

posted at 01:21:56

9月19日

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「それなら……!」ゾーイは勢い込んだが、ハッとなり、再び俯いた。「……ニンジャスレイヤー=サンの事を……!」「ダメだ。それは聞き入れられない」ザルニーツァは首を振った。「あれは過冬の敵だ。ボスはあれを必ず殺すと決めている」「アタシと……グレイハーミットの為なんだ!」 44

posted at 01:27:58

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

「ボスは望みを叶える。お前は大事にされる。それが最善だ」「う……う」ゾーイは嗚咽する。「い、嫌だ……ダメだ……!」「……!」ザルニーツァはゾーイをじっと見た。彼女はゾーイを強く抱きしめた。彼女の胸に強い哀切が沸き起こった。「ゾーイ=サン。気持ちを静めろ。苦しむことはない……!」45

posted at 01:31:37

9月19日

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遅れて、ザルニーツァは困惑を深める。自省する。この娘の境遇に感情移入し過ぎている。ゾーイから身を離そうとする。ほとんど同時に、ゾーイがザルニーツァを突き飛ばす。「離れろ!」ザルニーツァは後ずさった。ゾーイは泣きながらザルニーツァを睨み、息を吐いた。首元が赤く光っていた。 46

posted at 01:34:22

9月19日

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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー@NJSLYR

ゾーイの怒りが苦悶に変わった。彼女は熱いものから身を離すように、首飾りを外した。今やまともに触れられぬほどに赤熱するその首飾りは、八方向、ランダムな方向に刃が飛び出したスリケンだった。 47

posted at 01:36:15

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