新型コロナウイルスで社会が割れているが、政治的左右への分断というよりも、ウイルスという自然を人為で制御できる/すべきものとして捉えるか否か、その境目にこそより深い溝があるよう思う。
posted at 17:33:35
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新型コロナウイルスで社会が割れているが、政治的左右への分断というよりも、ウイルスという自然を人為で制御できる/すべきものとして捉えるか否か、その境目にこそより深い溝があるよう思う。
posted at 17:33:35
こんなツイートした直後になんだけど、いま社会の風潮としてウイルスに感染した/させた人に過剰な責任を負わせる空気が蔓延しているのは、政権が責任を引き受けようとしないのが原因のひとつだろうな。
posted at 17:57:40
別に政府に「責任がある」と言ってるわけではない。検査さえ増やせばウイルスを制御できるとの楽観論もあるが、この度のウイルスがそんな生易しいものだと僕には思えないので、ウイルスを制御できない責任がどこかに実在するとも思えない。有責任論の底には自然を制御できるという前提が隠れている。
posted at 18:10:06
ただ、たとえ誰にも責任がなかったとしても、災害や天災に際して誰かに責任を求めてしまうのは人の性だと思う。だから、たとえそれがその人の本当の責任ではなかったとしても、誰かが敢えて「責任を引き受ける」必要がある。それは、人々の感情を受け止めるということでもある。
posted at 18:10:06
政権がその責任を引き受けるべきだと言えば過剰要求かもしれない。だけど、政権が責任を引き受けなければ、市民の感情はむけるべき矛先を失い、やがて互いが互いに責任を押し付け合うようになる。それが今起こっていることだと思う。
posted at 18:15:38
僕などは本来かなり反政権よりの立場だが、昨今の政権批判の流れに乗れないのは、こうした違和感による。ウイルスの流行が政権の責任だとは思えない。むしろ野党が行政を担っていたら、余計に流行は拡大していただろうと思える発言を度々目にする。
posted at 18:25:48
しかしそれも程度の問題で、ウイルスが広まるのは自然の成り行きだ。どこが政権を握っていても、ウイルスは流行していた。だから僕は、責任の有無よりは、有事に際して「責任を引き受ける」政権であるかどうか、そのことを持って政権の良し悪しを判断したい。
posted at 18:25:48
私は、検査拡大推進派と慎重派双方ともに理解できるところがある。患者と向き合い臨床診断に重きをおけば事前確立の高い集団に検査を重点化すべきとなるし、経済回復も含めた全体最適を考えれば可能な限り幅広く検査して陽性者を隔離すべきとなる。ある時点の政策目的次第であり両立は可能だと考える。
Retweeted by 江本伸悟
retweeted at 12:44:58
少なくとも医療・介護や人と接するエッセンシャルワーカーの方々が十分な検査を受けられる20〜30万件/日の検査体制の確立を急ぐべしというのが現時点での考えだが、引き続き、専門家の知見を学ばせていただきながら「感染拡大防止」と「経済の再生」の両立を図る最適解を探っていきたい。
Retweeted by 江本伸悟
retweeted at 12:45:03
森田真生さんの『数学する身体』は大好きな一冊。老いも若きもいつからだって世界を身体を通して学ぶ楽しさに導いてくれる。数学という言葉で手に取るのを躊躇した人こそ手に取ってほしい本です。 https://twitter.com/orionis23/status/1286566412408897536…
Retweeted by 江本伸悟
retweeted at 18:02:48
1冊の本を読むにあたって似たような本も一緒に10冊くらい読みすすめ、それぞれの本を3回から5回は繰り返し読んで線を重ね、自分が理解した内容、考えたことについて文章を綴り、その上で改めてそれぞれの本を読み直したとき、ようやく「読み終えたな」という感じがする。
posted at 20:44:14
@Perfect_Insider ウミウシにも光合成できるものがいますね。光合成に必要な遺伝子が幼体には備わっていない一方で成体には備わっていて、逆転写酵素の働きでウミウシの餌である藻から必要な遺伝子を持ってきているのではないかという説もあるようです。山内一也『ウイルスの意味論』で読んだだけの知識ですが。
posted at 23:15:02
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Retweeted by 江本伸悟
retweeted at 03:59:27
検査数、陽性者数について誤解が広まっているので、簡単に作図してみた。みんなが欲しかったのはこれなんじゃないかな?
2枚目は最近よく見かけるグラフ(5/7以前の検査数がおかしい) https://pic.twitter.com/a3EP9OyROo
Retweeted by 江本伸悟
retweeted at 00:00:38
この問題は前から考えていますが難しいですね。院内感染を防がなければならないが、1人の感染者を発見するために、ともすれば9人の健康な妊婦さん(偽陽性)が本来必要のない帝王切開なり隔離処置なりをうける羽目になる。医療従事者の方々は辛い選択を迫られています。 https://twitter.com/junmurot/status/1282975963765067783…
posted at 00:15:20
僕も、出産とは関係ありませんが、家族が入院するにあたってPCR検査必須という状況を経験しました。患者にとっては殆どデメリットしかないが、院内感染のリスク低減のために協力してほしいと、先生は気まずそうに、けれど誠実に説明してくださり、僕も同意書(?)にサインしました。
posted at 00:15:20
ちなみにRT先のリプライツリーでも言及されてますが、9割が偽陽性というのはどれだけ市中に感染が広がっているか、また特異度の見積もりにも依存する数字です。感染が広まれば患者にとっても検査のメリットが大きくなってくるので、その辺りは信頼のできる先生と相談できるといいですね。
posted at 00:35:51
@eutonie あとで気付いたのですが、重々承知と百も承知が合わさった結果、十も承知が爆誕したようでした笑
posted at 23:54:36
「十も承知」って変換できないなぁと思ってたら「百も承知」だった。ちょっと控えめになってた。
posted at 23:24:05
いかなる意思の産物も、意思の産物でないものによって取り囲まれ、支えられ、部分的にはそれらによって構成されており、それらは一個の網の目を形成している。バーナド・ウィリアムズ
posted at 00:15:54
我々の行為は、我々の為すものでありながら、我々にとって成るものの意味をもっている。三木清
posted at 00:16:33
うんもわたくしのうち。
posted at 00:39:11
初期から晩年までの作品を展示。「生誕130年 河井寬次郎展」がアサヒビール大山崎山荘美術館で開催(~2021年3月7日)
https://bijutsutecho.com/exhibitions/6105
Retweeted by 江本伸悟
retweeted at 12:55:26
スマートニュース メディア研究所より発表された新型コロナウイルスに関する論考『Many Hammers, Many Dances: A Key Driver of Diversity in COVID-19 Policies』を和訳しました。世界各国のコロナ情勢を掴むにあたっても有益だと思いますので、是非お役立てください。
https://www.shingoemoto.com/many-hammers-many-dances/… https://twitter.com/kensuzuki/status/1278467890635632640…
posted at 13:09:28
先日スマートニュースメディア研究所から発表した新型コロナウィルスの論考について、有志の方による和訳版が発表されました。日本のこれからを考えるにあたっても非常に有意義なものかと存じますので、ぜひご高覧ください。 https://twitter.com/shingoemoto/status/1279990823807901696…
Retweeted by 江本伸悟
retweeted at 19:49:26
松葉舎の塾生よりご指摘いただきましたが、こちら翻訳するときに調べた英単語メモが英文中に残ったままになってます。僕の単語力の低さが筒抜けでやや恥ずかしいですが、また誤訳など修正するとき纏めてなおしますので、どうぞ日本語の方をお読みくださいませ。
posted at 20:02:09
甲野先生、お返事をありがとうございます。また、松葉舎にお越しいただけるか、あるいは甲野先生がいまNOTHでもたれているシリーズにお邪魔させていただけるかすると、ありがたいと思っております。後ほど、また相談のメールをさせてください。 https://twitter.com/shouseikan/status/1279236203326263297…
posted at 20:34:17
不確かなもの(運・縁・勘)を捨て去り、確かなもの(意思・因果・論理)だけで自己をかたちづくろうとすれば、ひとの輪郭はずいぶんと小さく削られてしまう。運・縁・勘。自分では御せないもの、それまで自分の外部だったものに、どこまで自分を開いていけるか。そこに民藝の心が広がっている。
posted at 22:28:50
今回僕が投票した候補者は(予想通りとはいえ)落選してしまいましたが、落ちるべくした落ちた理由、そして、小池さんが当選すべくして当選した理由があるはずだと思ってこれを反省し、これから自分に何ができるのか考えていきたいです。
posted at 23:58:08
あぐらをかいて仕事をしていると(比喩ではなく物理的な座り方として)首に負担がかかって肩がこってくるけど、半跏趺坐だと体重が腰にすとんと落ちて楽に作業できる。ただ僕はまだまだ足首が固いので、座り方をこまめにローテーションしないといけない。
posted at 15:59:45
日本に椅子が入ってきた当初、「背もたれ」は実際に背をもたれるためのものではなく、単なる装飾として扱われていたそうな。実際、半跏趺坐や正座などといった座り方に慣れてくると、さらに着物で帯を巻いていたりすると、腰から上がおのずとすっと立ち上がるので、背もたれの必要を感じない。
posted at 16:02:54
東京都がコロナウイルスに対して最善を尽くしているとは思えないけど、たとえ最善を尽くしていてもじわじわ事態が悪化していくことはある。そういう状況に人は弱い。つい何かをしたくなる。それで余計に事態が悪化したとしても。何かを「する」ことが必ずしも善ではないと忘れずにいたい。
posted at 17:48:38
@tnochikara 僕の呟きは自戒の呟きが多いので、一緒に自戒しましょう笑
posted at 17:58:16
記事は読んでないですがこの画像は分かりやすいですね。投票率の低いまま「大池」さん「山木」さん「宇都原」さんのそれぞれに全都民25%、10%、10%の票が入るか(25>20=10+10)、投票率が上がって35%、20%、20%の票が入るかで(35<40=20+20)、当選するひとは同じでも民意の伝わり方、その影響力は変わる。 https://twitter.com/nanatakamatsu/status/1278993824061091842…
posted at 19:57:23
医療クラスターも政治信念はそれぞれで、右から左まで広く分布していますが、昨今の状況には揃って批判の声をあげていますね。「メディカル・ライト」なんてレッテルを貼られて恰も御用学者のように揶揄されていたけど、みなさん「医学的な正しさ(right)」を尊重してるだけなんだと改めて感じます。
posted at 13:08:24
もちろん医学的な正しさだけで全てが測れるわけではないので、そこに対して総合的な視点から批判を加えることには何の問題もないし、僕自身も医学的な正しさの中で視野狭窄している(ようにみえる)方への反感を抱くことはしばしばですね。
posted at 13:14:31
事実を人の信念によっては曲げられない。だから自分の政治的信念を何より優先する人にとって事実を述べる専門家はやっかいに映る。歴史学者は右から反日・中国人扱いされがちだし、医学者は左から御用学者扱いされがち。それが事実そうなのか、単なるレッテル貼りなのか。
posted at 13:24:55
コロナへの対処というよりもコロナに関わる責任を如何に避けるか/人に押し付けるかの次元で戦っている人が多い。敢えて責任を問えばこれまで環境を破壊してきた人類全てにまで及ぶ。因果の網を恣意的に切断して責任者を仕立て上げても、責任という名のババを誰に押し付けるかのゲームにしかならない。
posted at 13:53:29
局所的な因果関係のもとに責任者を仕立て上げようとする行為の裏には、短期的・対症療法的なやりかたでウイルスに対処できるはずだという信念があり、そこには人間の意思で自然を制御できるという自惚れが隠れている。
posted at 14:17:58
意思と責任という概念は、人間が社会を維持するため長い時間をかけて、それが虚構であると知りつつも育んできた概念なので、これを簡単に捨て去りはできない。
posted at 14:24:01
だけど、人間の意思の自由にならないものにまで責任が求められはじめ、社会が雁字搦めなり、行き詰まり、息詰まり、窒息しつつある今、改めて、意思と責任の役割と限界、その綻びについて考えなおす必要がある。
posted at 14:26:07
とりあえず、新型コロナウイルスがこれほど大きな問題になっている要因のひとつとして、意思と責任という概念の機能不全がある、そしてその背景には自然を制御できるという自惚れ、そして自然と生命を物質化してきた科学の歴史があるということを仮説に、これから松葉舎でもいろいろ考えていきたい。
posted at 14:34:06
世の中が混乱すると、人びとは現実の代わりに理想を求める。事実を見たくなくなる。頭で考えることを否定し、体験したことこそ真実だと思う。専門家の権威がなくなってトータルな人を求める。佐藤文隆(1/3)
posted at 14:47:23
つまり知識の中身ではなく、「あの人がいうことなら信用できる」と、その人を信じるか信じないかが判断基準となる。そして、教師ではなく指導者を求めるようになる。「このときのドイツの不安と熱狂が、その後どこへ向かったか?」ナチス政権である。佐藤文隆(2/3)
posted at 14:47:23
「ナチス政権は、何回も選挙を重ねて、きわめて民主的につくられたんだ。これはまさに、専門家の代わりに全人を、教師の代わりに指導者を要求したドイツの人々の意識だった。学問でもテクノロジーでも最高の国だったドイツが、結局は指導者を求めた」佐藤文隆(3/3)
posted at 14:47:23
専門家会議を御用学者扱いしていた人たちが対抗馬として担ぎ上げていたノーベル賞学者を、最終的には政府が取り上げて「大所高所」に祭り上げていった一連の流れをみると、「声の大きな指導者」を求めるこころには右も左もありませんね。むしろその両輪の合致したところに「ナチス政権」が現れる。
posted at 15:13:00
@alltbl 専門家は、会議メンバーに限らず、いろいろ声を発していたように僕は思っています。教師は政府に抑えられていたというのは、3月一斉休校の政府要請に99%の学校が従ったという一点を見てもそうですね。だから僕は学校の外に学びの場を作りたいのですが。
posted at 15:22:07
@alltbl いろいろな声を発するから素人には判断できなくなるというのはそのとおりですね。 関係はあって、学校という場は自分で考えることを阻害する構造があり、学び、自分で考えるということに拘るなら、そとに場所を作らないといけないと思っています。
posted at 15:31:34
@alltbl 僕がいま学校といっているのは主に小中高を念頭においてますが(池上さんはもしかしたらそのころからポントリャーギン解いてたかもですが)、どちらにせよ、学校そのものに役割が無いとは、僕は考えていません。
posted at 15:38:22
@alltbl ただ一斉休校の件が典型的ですが、例えば感染者の一人も出ていない島の学校など、意味がないと分かっていても、万が一の責任問題を考えると、いくら休校の是非について考えたところで、結局は休校要請に従わざるを得なくなってしまった。学校という場で教師が思考の無力を子供に見せつけたわけですね。
posted at 15:43:50
@alltbl そういう僕も、自分が学校の職員だったら、たとえ休校に意味がないと「考えた」としても、実際には休校要請の圧力に従っていたのではないかと想像します。そういう圧力が学校にはある。そこから逃れられる思考の場所「も」必要だという意味でした。
posted at 15:45:16
@jq2abv 乗馬など、自分の選んだ習い事で誰かを師事するにあたっては、指導者を全人的に崇拝するということも必要かもしれませんね。
posted at 16:31:10